世界的メゾンや自動車メーカーの名前を冠した高級レジデンスには、建築のみならずインテリアやガレージにいたるまで、ブランド哲学が宿っている。日常そのものをラグジュアリー体験へと昇華する、至高の住処を覗いてみる。今回は「エトロレジデンス」を紹介する。【特集 超絶レジデンスとシェア別荘】

エトロレジデンス
イタリアのラグジュアリーブランド、エトロがデザイン監修を担うのはプーケットとイスタンブールで進行中のふたつのレジデンス。プーケットでは、タイを拠点にラグジュアリーレジデンスを展開するアマル・ディベロップメント社と手を組み、美しいビーチを望む「ガーデン・オブ・エデン」の敷地に誕生予定だ。一方、イスタンブールでは、世界各国で不動産開発を手がけるラムズ・グローバル社と提携。ヨーロッパとアジアを結ぶ国際的な土地柄にふさわしい、ランドマークとなるレジデンスを建設中だ。
各住居の空間はエトロを象徴するペイズリー柄のテキスタイルをあしらったファブリックや彫刻的なランプシェードなど、個性豊かなインテリアで構成される予定。多彩なアイテムを掛け合わせてもなお調和のとれた世界観を成立させているのは、エトロというブランドの美意識と色彩感覚の妙だろう。
「エトロレジデンス プーケット」の完成よりひと足先に、「エトロレジデンス イスタンブール」が2026年竣工予定。双方のレジデンスに共通して「エトロホーム」と「エトロホーム インテリアズ」のプロダクトが採用されながらも、ブランド独自の美学に基づいた提案で、その土地ならではの空気感を存分に堪能できる。
この記事はGOETHE 2025年12月号「総力特集:超絶レジデンス+シェア別荘」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら



