世界的メゾンや自動車メーカーの名前を冠した高級レジデンスには、建築のみならずインテリアやガレージにいたるまで、ブランド哲学が宿っている。日常そのものをラグジュアリー体験へと昇華する、至高の住処を覗いてみる。今回は「ブルガリ リゾート&マンションズ ボドルム」を紹介する。【特集 超絶レジデンスとシェア別荘】

ブルガリ リゾート&マンションズ ボドルム
ブルガリが新たなレジデンス開拓地に選んだのはトルコ随一のリゾート地、ボドルム。2025年7月に発表した「ブルガリ リゾート&マンションズ ボドルム」は、ボドルム沿岸でも際立って美しいふたつの湾に囲まれた、エーゲ海を一望する特別な場所に立つという。
雄大なパノラマビューとは対照的に、居住スペースはイタリアンデザインの意匠を凝らしたモダンインテリアが並ぶ、洗練に包まれた空間。天井まで届くリビングルームの大きな吹き抜けの窓から、地中海のやわらかな光をたっぷり取りこむ設計がなんとも贅沢だ。
また、ボドルムは文化遺産が数多く残る土地。歴史への敬意を示すとともに、トルコの現代アーティストによる作品がレジデンスの随所に飾られているほか、海辺に臨む野外円形劇場では定期的に文化イベントが催される予定だ。地中海に佇む海辺のアイコンとして、今後名を馳せるに違いない。
海辺や丘陵地に全101戸のレジデンスが誕生。各住戸の敷地面積はおよそ850㎡から2,800㎡を誇る。美しい景観を保ったまま海からの視認性を抑えるために、屋上を自生植物で覆うといった、自然に溶けこむ設計が施されている。インテリアはマクサルト、B&B Italia、フレックスフォルムといった、イタリアの名門ブランドのものを厳選する。
この記事はGOETHE 2025年12月号「総力特集:超絶レジデンス+シェア別荘」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら



