世界的メゾンや自動車メーカーの名前を冠した高級レジデンスには、建築のみならずインテリアやガレージにいたるまで、ブランド哲学が宿っている。日常そのものをラグジュアリー体験へと昇華する、至高の住処を覗いてみる。今回は「ポルシェ デザイン タワー」を紹介する。【特集 超絶レジデンスとシェア別荘】

ポルシェ デザイン タワー
2017年、ポルシェ デザイン初となるレジデンス「ポルシェ デザイン タワー マイアミ」が完成した。そして、2024年から受注販売が始まったのが、同ブランドではアジア初となる「ポルシェ デザイン タワー バンコク」だ。
前者は米国が拠点のデザー デベロップメント社とともに開発。132戸の居住ユニット全室にサマーキッチン、暖炉を備え、「デザーベーター」を利用して愛車をユニット内ガレージに保管することも可能だ。
一方、後者は販売戸数22戸で、室内には愛車を保管できるラグジュアリーガレージ「パッションスペース」を併設。外観デザインにはポルシェのコンセプトカー「ミッションR」に着想した外骨格「Xフレーム」を採用した。最高層にはポルシェの「一文字テールランプ」を想起させる屋外照明が飾られ、そのデザインはバンコクの新たなランドマークとなる。
「ポルシェ デザイン タワー マイアミ」ではメンテナンスを含むカーコンシェルジュといったサービスも展開。さらに屋外ラウンジやレストラン、シネマ、レーシングシミュレーターなども充実。「ポルシェ デザイン タワー バンコク」のレジデンスは、専有面積が約525㎡~約1,135㎡。分譲価格は平均約23億円、最高価格は約60億円を予定する。
この記事はGOETHE 2025年12月号「総力特集:超絶レジデンス+シェア別荘」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら





