英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第256回。連載【英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」】とは
トレーニング方法の説明にあった“love handles”の意味
加齢とともに年々体重が増加、お腹の肉がいよいよ隠し切れなくなってきました。そのためよくSNSで「腹筋 効果的」とか「簡単 ワークアウト」などで検索、できそうな腹筋運動があると、あとでやってみようと保存しています。
最近は英語圏のトレーナーもフォローしているため、ある日こんなタイトルのショート動画がおすすめに出てきました。
Simple way to get rid of love handles.
直訳すると「ラブ・ハンドルズを取り除く簡単な方法」となります。
「ラブ・ハンドルズ」、なんだか新しいアイドルグループの名前みたいです。
動画を見たところ腰を捻ったり、足を大きくあげたりと、これもはやり腹筋運動の一種でした。
love handles=腰回りの贅肉
という意味だそうです。お腹、腰、背中周りに蓄積されたあの「浮き肉輪」のことでしょうか。恋人を抱きしめる際に、最初に手に触れる場所なので「ラブ・ハンドルズ」というようです。
ジーンズのウエスト部分にのっている贅肉は“muffin top”
この腰回りの贅肉は、他にもmuffin topとも表現できるようです。
「マフィン・トップ」これもなんだかユニット名としていけそうです。しかし、実際はタイトなジーンズに身体をねじ込んだ際、ジーンズのウエスト部分に、マフィンのように腹の肉がのる現象からこう言われるようになったということ。確かにマフィンは上が膨れていて、中身が下の紙の上に乗っかっています。
「マフィン・トップス」という2人組、ぽっちゃりアイドルが歌って踊るのも、なんだかかわいい気がしてきました。
私のスマホの中には、このようにたくさんのワークアウト動画が保存されているものの、保存しただけで満足してほとんどやっていません。夏になるというのに食欲も衰えず、さらにビールが余計においしくなって、私のラブ・ハンドルズ、マフィン・トップはどんどん大きくなっていくばかりです。
連載【英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」】とは……
英語力ゼロのまま渡英、行けばなんとかなると思いつつなんともならなかった2年間のイギリス生活。帰国後はせっかく覚えたいくつかの英単語も忘れ去り、それでも時々は英語と格闘してみる現在、40歳。
「その英語でよく外国に行ったね」「めちゃくちゃカタカナ英語だね」と、なぜか日本人に笑われながらも、覚えたフレーズの数々。いつかはうまくなりたいから、恥を忍んで今日もブロークンイングリッシュ。下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。人のイングリッシュを笑うな。