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2024.09.27

東京ホテイソン・ショーゴ「この体くらい、誰でもなれる」。47kg→87kg→マッチョの変遷を叶えた宅トレ3選

引き締まった肉体を披露し、美しさを競う競技「フィジーク」。その大会で優勝を果たしたお笑いコンビ「東京ホテイソン」のショーゴさんに、今日から実践可能な、美しい肉体をつくるための“宅トレ”を教えてもらった。

東京ホテイソン ショーゴ
現在は肩と胸の筋肉を強化中。上半身に厚みを持たせるためのトレーニングをしているというショーゴさん。

とにかく朝、ジムに行く。動くのは20分でもいい

「この体ぐらいなら週3、4とかで誰でもなれます」。

そのコメントとともに、バキバキの肉体の写真とトレーニング方法をXにアップして35万回のアクセスがあった東京ホテイソン、ショーゴさん。前編では、ガリガリだった47kgから+40kgの増量を経て、マッチョな肉体へと進化した筋肉遍歴を紹介した。

芸人として、一芸を増やし奥行きを出すために筋トレを始めたというショーゴさん。しかし、ネタづくりや番組の撮影など仕事の合間の肉体づくりに、最初は苦労したという。

「最初は仕事終わりにジムに行っていましたが、やっぱり夜はきついんですよ。体というより、頭とか心が疲れている。これはきっと、会社後にジムに行かれたことのある方はわかってくださると思います。だから、朝型に変えたんです。とりあえず5時に起きてジムに行って、シャワーと着替えの時間も入れて1時間ジムにいる。動いている時間は実質20〜30分でもいい。これを週3、4回するだけでだいぶ体は変わってきますよ。

僕の場合は、6時半にジムを出て、そこからネタを書いて、撮影現場に向かう。今はそんなサイクルになりましたね。朝に体を動かせば代謝があがりますし痩せやすくなって、頭も冴えるのでいいことだらけです」

芸人といえば飲みの場も多いイメージだが、これもこの肉体を保ちながらもしっかり参加している。

「さすがに大会前の減量期は飲み会に行ってもお茶飲むだけで頑張っていますけどね。でもそれ以外なら飲み会では普通に飲み食いします。そういう機会も大事ですし、会いたい友達もいるし。で、飲み会でたくさん食べてしまったら、その後3日間気をつける。3日間減量したら、飲み会に行く前よりも絶対落ちていますから」

マッチョの悩み。電車に乗っているだけで筋トレになってしまう!?

2024年6月にはフィジークの大会「マッスルゲート栃木」一般の部168cm以下で優勝を果たした。

「むちゃくちゃレベルの高い選手ばかりの大会でしたから、優勝なんて無理だろうと。『優勝、柴田祥吾!』って言われてもピンとこなかったくらいです。

夢を語っていいのであれば…いつかは、オールジャパンという大会に出て日本一になりたい。それができたらすごいことですよ。そこで勝ったら、日の丸を背負うことになる。でもむちゃくちゃ難しいことです。骨格とか生まれ持ったものも必要になってくる。でも夢だけは見させてください!」

もとは47kgのガリガリだった青年が、途中87kgまで増やし、そして今のマッチョの姿に。

バラエティ番組やYouTubeチャンネルでも、筋肉について語る企画が増え、芸人としての仕事の幅が広がった。

「でもね、筋肉がついてマイナスなこともあるんですよ。常に筋肉を意識しているからか、電車で吊り革を掴みたいだけなのに、むっちゃ腕の筋肉に効いてしまったり、電話を耳にあてて通話しているだけで腕がパンパンになったり。肩が大きくなると寝る時横向きにもなれませんから、それなりに不便ではあります(笑)」

体重計の代わりに、週1で肉体の撮影を

最後に筋トレを日々しながら、増量、減量をコントロールしてきたショーゴさんから、筋トレとダイエットに悩む人に向けてメッセージをもらった。

「ジム行くのがしんどいなら、家で腕立てをしていたら痩せます。たんぱく質3、炭水化物6、脂肪1の割合で食事をコントロール。あとはひと駅前で降りて歩く! 早歩きがおすすめです。もちろん階段、エレベーター、使わないでくださいね。で、家で腕立て100回。休憩を入れてもいいので。

体重計は毎日乗らなくていいです。水分量で毎日数百グラムは変わりますから、一喜一憂しているとストレスになりますよ。だけどやってほしいのは、自分の体を1週間おきに撮影して記録しておくこと。数ヵ月単位で見れば明らかに変わっているのがわかるので、モチベーションになるはずです! 一緒に頑張りましょう!」

東京ホテイソン ショーゴ
ショーゴ/Syogo
1994年東京都生まれ。2015年に東京ホテイソン結成。2020年M-1グランプリファイナリスト。同年から肉体改造を始め、2023年頃からフィジークの大会にエントリー。2024年「マッスルゲート栃木」のメンズフィジーク一般の部168cm以下で優勝。『ラヴィット!』金曜日レギュラーほか、『おはスタ』『夜明けのラヴィット!』などに出演中。

ショーゴ流宅トレ① 本当に効く「5回が限界」腹筋

ぽっこりお腹を解消する、ショーゴ流の腹筋はこちら! 「腹筋100回やった!と言う方がたまにいますが、それはおそらく、勢いがついていたり他の筋肉を使ってしまっているはず。本当に腹筋だけで体を起こすことができていたら、かなりの負荷で、5回も続けられないくらいだと思います。まずは2、3回やってみて10秒休憩してまたやる、それを3セットほど繰り返してみてください」

東京ホテイソン ショーゴ
上記の腹筋に慣れてきたら、こちらの応用編を。手を広げて、頭を浮かせた状態で寝転がり、手で膝に触るイメージで体を起こす。「こうすることで、腰に負担がかからなくなります。手を挙げているぶん負荷が大きくなっているので、最初の腹筋に慣れてからでいいですよ」

ショーゴ流宅トレ② 下っ腹に効く腹筋は「足で上げない!」

「頭と膝を腹筋の力で折りたたむイメージで行います。足を動かすのではなくて、腹筋で足を持ってくるんです。これ、めっちゃきついですよ」

ショーゴ流宅トレ③ 大きくする腕立ては「幅を狭く!

腕ではなく、“肩”に効く腕立て伏せのポイントは手を置くポジション。腕の開く幅を狭くすることで、胸ではなくて肩に負荷がかかる。「僕はさらに負荷を高くするため、壁に足をつけてやっています」

東京ホテイソン ショーゴ
写真上が通常の腕立てのかまえ。写真下が肩に効かせる腕立て。

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TEXT=安井桃子

PHOTOGRAPH=干田哲平

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