筋肉美をもつ女神シリーズ51人目は、カン・ウス。
急に15kgも太ってしまい…
今回紹介するカン・ウスさんは現在、エステティックサロンで働きながらモデルとしても活躍している韓国の今どきアラサー女子だ。そんな彼女がなぜ、フィットネスの魅力に惹かれるようになったのか。キッカケはふとした“油断”だったという。
「20代になってからピラティス、ヨガ、ポールダンスなど同世代で流行した運動はすべてやっていました。ただ、体を動かすのが好きというよりかは友人たちと一緒にいることが楽しかったり、美味しいものを思いっきり食べるためのカロリー消費手段としていたところもありました。
そんな感じでしたから、運動を休んでいつものように食べていると、その結果が体型にも現れてしまって…。55㎏を維持していたはずの体重が、気づくと70㎏という未知の領域になってしまったんです」
慌てて食べる量を減らしてみたが「何かと口が寂しくて」間食してしまう。また、朝食を抜いたり、夜遅い夕食を取ったり、という不規則な食習慣だったため、体重は減るどころか増える一方。体重計に乗るたびにプライドは傷つき、自己嫌悪状態に。
「それで覚悟を決めました。もともとスポーツ好きだったので “体を動かすことが生きる道だ”と決心してホームトレーニングを始めたんです。思いっきり汗を流すことでストレスを解消し、体を鍛えながら落ち込んだメンタルも鍛えました。食べることが好きなので徹底した食事制限をすることはありませんでしたが、なるべく規則正しく適量を食べるようにしました」
そうすることで少しずつ、心身ともに “かつての自分”を取り戻していったカン・ウスさん。こうした段階を経て本格的に取り組んだのが、ジムトレーニングだった。
特に下半身、ヒップラインを美しくすることを意識
「始めは簡単な筋トレをしてただけですが、徐々に意識が高まり、ダイエットしてボディプロフィール写真を撮ろう。そんな目標を立てて、週5日は運動するにようになりました」
週5日のうち、3日間は下半身、2日間は背中と肩を中心に鍛えて、筋トレ前後には30分間の有酸素運動を実施。家でも腹筋運動を欠かさなかった。
「曜日ごとにトレーニング・ルーティンを決めていて、特に下半身、ヒップラインを美しくすることを意識しました。重量を加算するよりも反復回数を増やし、動作が難しい筋トレの場合は筋肉が最も刺激される部分を意識し集中して鍛えました。そうした日々のトレーニングの成果をいつも実感できたので、それが明日へのモチベーションにもなりましたね」
また、食生活も改善。味気ない料理よりもなるべくおいしい献立にこだわりつつ、規則正しい時間帯に適量を食べながら毎日を過ごした。
ボディプロフィール撮影の次の挑戦は
「そうしてだんだんと運動強度を高めた結果、ついにボディプロフィール撮影に挑戦できるほどカラダが絞れました。ただ、新たな目標のためにまだまだ改善やるべきことが多いですけど」
カン・ウスさんが新たな挑戦として計画しているのは、『マッスルマニア』などのボディビル・コンテンストへ出場だ。「ミス・コンテストには過去に出場したことがありますが、筋肉美を競う大会にも関心ができました」という。
「体作りほど努力の成果がストレートにわかるものはない。自分の限界を乗り越えることに大きなやり甲斐と喜びを感じますし、その成果をたくさんの方々に見てもらい、人々にポジティブな影響を与えられるなんて素敵じゃないですか」
ダイエットに成功し、体作りの楽しみと喜びにも目覚めたカン・ウスさん。彼女が『マッスルマニア』のステージで美ボディを披露する日も、そう遠くはなさそうだ。