スコアアップの練習法、気になるゴルフ場、最新ギア&ウェアなどアマチュアゴルファーがキャッチアップしておくべき情報は尽きない。2023年にもっとも読まれたゴルフトピックスをランキング形式で紹介する。※2023年に公開された記事を集計。
1.あの“スマイル・クイーン”、キム・ハヌルは今、何をしているのか?【独占インタビュー】
かつて日本ツアーで長年活躍し、 “スマイル・クイーン”の愛称で親しまれた美女ゴルファーを覚えているだろうか。
彼女の名はキム・ハヌル。高校3年次の2006年に韓国ツアーでプロデビューし、自国では通算8勝、2年連続賞金女王という優れた成績を残した。その実力に加え、モデルさながらの美貌で多くの人気を博したことで、韓国女子ツアーでは初めて私設ファンクラブが発足された選手でもあった。
そんな人気と実績を引っ提げ、2015年から日本ツアーに本格参戦。同年9月の「マンシングウェアレディース東海クラシック」で来日初勝利を飾ると、日本ではメジャー2勝を含む通算6勝を記録。そして2021年10月、現役引退を発表し、日韓合計15年間のプロ生活に幕を閉じた。
ゴルフファンに惜しまれつつもフィールドを去ったキム・ハヌルは今、何をしているのだろうか。2023年6月中旬、韓国ソウルで独占インタビューに応じたキム・ハヌルは、現役時代と変わらぬ笑顔で自身の近況について語り始めた。
2.ニューバランスの名作 「M996」がゴルフシューズに!
ニューバランス「990」シリーズの第3弾として、1988年に登場した「996」。舗装された路面でのランニングシューズとして、クッション性に優れた機能性と完成されたデザインで人気となり、ランニングシューズとしてだけではなく、ファッションシーンでも人気の高いロングセラーモデルだ。
このニューバランスの名作「996」が2023年に誕生から35周年を迎えた。 これを記念して、限定モデルとして登場したのが人気モデル「M996」からインスパイアされたゴルフシューズ「MG996」だ。
996のデザインはそのままにゴルフシューズ機能を搭載したソフトスパイクタイプのシューズ。アッパーには防水素材のヌバックとメッシュ素材のコンビネーションを採用し、2年間の防水保証付き。Nロゴには光を反射させるリフレクターがあしらわれている。
3.圧倒的人気! 異次元スパイクレス「アディダスゴルフ コードカオス22」の特別モデルが登場
新作を発表するたびにゴルフシューズ業界をざわつかせてきたアディダス ゴルフ。なかでも、「コードカオス シリーズ」は初心者からトッププロまで幅広い層から支持され、圧倒的人気を誇る。
「コードカオス シリーズ」は軽量かつ防水で、パワフルでアグレッシブなスイングに対応した“破壊的アッパー”、フィニッシュまで高いグリップ力と安定性を維持する“破壊的グリップ”を搭載。さらに「直足BOAラップ」という革新的なクロージャー構造を取り入れることで、これまでにないフィット感と安定性を実現したゴルフシューズだ。
その「コードカオス シリーズ」から日本を含めたアジア3都市をモチーフとした限定版「コードカオス22 ASIA PACK」が登場した。
4.100億円の追加投資! 進化するゴルフ場「THE CLUB golf village」とは
「ゴルフをするだけの場所とは考えず、ゴルフをしながら、心身をリフレッシュし、新しいインスピレーションを得られる、そんな場所にしたい」という思いから、コースは勿論、建物や空間にこだわっている。
例えば、疲れを癒す温泉、清潔でゆとりのある居室、地元の食材をふんだんに使ったフレッシュな食事。加えて、自然を傍らに感じられるファイヤープレイスなど、生きる力が湧き出すような滞在体験も魅力の一つだ。また、10年後の山の景色にまで配慮しており、地域の植生の調査から、植林、獣害対策など、里山のメンテナンスにも力を注いでいる。
このゴルフ場はもともと「THE RAYSUM」というゴルフ場だった。このたび、「THE CLUB golf village」へと改称したことに伴い、大幅に刷新した会員制度は「for the players」のスローガンのもと、ゴルフを愛する者同士が友情を深められる場をつくるべくメンバーを厳選。会員メンバーとそのお連れ様しか利用できない、特別な環境を提供する。
5.女子プロ黄金世代の三浦桃香が、ティーチングプロの道を選んだ理由
逸材揃いの1998年度生まれの選手を女子ゴルフ界では黄金世代と呼ぶが、三浦桃香もそのひとり。そんな三浦がツアーで戦うことを断念したのは、2021年4月のことだった。最も大きな要因になったのが紫外線アレルギーで、プロゴルファーにとっては致命的ともいえるもの。とはいえプロとして戦う夢を簡単に諦められるものではなく、葛藤し、苦しみ、考え抜いて出した三浦の答えが、ティーチングプロになるという選択だった。
「もちろんプロゴルファーになることを目指してやってきたし、自分に期待していた部分もありました。プロの試合で60台を出した時は、行けるんじゃないかって。でも、夏になるとやっぱり無理でした。ジュニアの頃からゴルフを続けてきたけれど、身体がついてこなくなるとゴルフをしている自分を嫌いになっちゃいそうで。でもやっぱりゴルフが好きだし、それで選んだ道がティーチングプロです」
まず三浦が目指したのは、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)が管轄するティーチングプロフェッショナル資格の取得だ。資格を持っていなくとも仕事としてティーチングを行うことはできるが、三浦は自らの発言に説得力を持たせるために資格にこだわった。「トーナメントで活躍した実力があれば、ティーチングの資格なんて簡単に取れる」と思われがちだが、そう簡単なことではなかった。