年齢を重ねると関節の可動域が狭くなったり、筋肉が硬くなったりしがち。そこで、国内外のツアーで活躍している渋野日向子プロの元専属トレーナーの斎藤大介氏に、ゴルファーの身体をケアするトレーニングを教えてもらった。【ストレッチ編】※アコーディア・ゴルフのゴルフメディア「SHIBAFU」の提供記事。
1.お腹の前面を鍛えるトレーニング
腹直筋をメインとした、お腹の前面を鍛えるトレーニング。ここを鍛えることで"ぽっこりお腹"が解消され、立ち姿がすっきりする。
「アドレス時に上体をすんなりと前傾することができ、身体の捻転がスムーズになるので、スイングスピードがアップします」
2.お腹の側面を鍛えるトレーニング
このトレーニングは腹斜筋をメインとした、お腹の側面を鍛えることができる。いわゆる"よこっ腹"のたるみが取れて、見た目がすっきりとスタイリッシュになる。
「上記のトレーニング同様、身体の捻転にとても効果的なので、スイングがスムーズになります」
3.身体の捻転に効くトレーニング
スイング時の上半身と下半身の"別々の捻転"が、飛距離を生み出す。そこで上体はそのままに骨盤を捻って、下半身だけ捻転を効かすトレーニングを行う。
「同時に腕の力を鍛えることもできるので、長いドライバーも重いアイアンも力強く振ることができます」
フィジカルセラピスト・斎藤大介/Daisuke Saito
1985年群馬県生まれ。ファイテンに入社後、プロ野球やプロゴルフなどの企業トレーナーに従事。その後、渡豪し、オーストラリアのAnKゴルフアカデミーに勤めながら、自身の「JAPANESE SPORTS MASSAGE」をゴールドコーストに開業。2019〜2022年まで渋野日向子プロと専属契約をし、現在も多くの選手のトレーニングに関わっている。