ダブルやシングル、はたまたノーラペルなど。ジャケットひとつとってもバリエーションは実に豊か。幅ある着こなしのスタイルをご紹介。ダブル・コーディネート編。【特集 大人のジャケットスタイル】
イタリアで3代続くサルトリアが手がける1着。ウールにアルパカをブレンドした柔らかな生地感に、薄いグレーが相まってしなやかなエレガンスを演出。前身頃にあしらわれたダーツが引き締めるので、マイルドになりすぎずに洗練さを加味。共生地のくるみボタンもアクセントに。¥495,000(ルカ グラシア/エストネーション TEL:0120-503-971)
1.青ニットポロでクールにマフラーで柔和に、の黄金比
ジャケットのブルーベースを拾い、トップスは青を基調としたニットポロやマフラーで爽やかさをアピール。スリムな白パンツがそれを加速。このままではさっぱりした印象になるが、そこで頼りになるのが革靴だ。ダークトーンの硬派なレザーがコーディネイトを引き締める。
ニットポロ¥90,200(ラルディーニ)、マフラー¥121,000(ベグ アンド コー/ともにトヨダトレーディング プレスルーム TEL:03-5350-5567)、パンツ¥72,600(フミヤ ヒラノ ザ トラウザーズ/ノウン TEL:03-5797-8950)、眼鏡¥67,100(オリバーピープルズ/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス TEL:0120-990-307)、シューズ¥121,000(クロケット&ジョーンズ/グリフィンインターナショナル TEL:03-5754-3561)
トーンを合わせればこなれた雰囲気に。
2.マイルドだからこそインナーのエッジ足しが効く
着こなしのハードルが高いとされる明るい色のアウターは、インナーとボトムスにダークトーンを合わせるのが最も手軽なテクニックだ。そこからさらに一歩踏みこむとあれば、インナーに総柄を挿し、エッジを効かせるのが吉。上品さをキープしつつ、モダンな攻めを楽しみたい。
ブルゾン¥110,000(ユーゲン/イデアス TEL:03-6869-4279)、ニット¥53,900(スローウエア ザノーネ/コロネット TEL:03-5216-6521)、パンツ¥39,600(タンジェント TEL:050-7110-1773)、シューズ¥99,000(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店 TEL:03-5485-0306)
ダークトーンの柄なら悪目立ちせず上品。
3.足元に忍ばせた遊び心がひとクセあるクラシックを演出
ニットにクリース入りの黒パンツ。品のよさが香るシンプルな着こなしだが、それだけでは味気ない。そこで小物が頼りになる。注目すべきは足元。ホースビットのようなスリッポンに配したのは、なんとタイピン。こうしたハズしの一手がクラス感の向上につながるのだ。
ニット¥46,200(オーラリー TEL:03-6427-7141)、パンツ¥63,800(ウィーウィル TEL:03-6264-4445)、スカーフ¥39,600(セブンフォールド/ストラスブルゴ カスタマーセンター TEL:0120-383-563)、シューズ¥137,500(クリスチャン ルブタン/クリスチャン ルブタン ジャパン https://jp.christianlouboutin.com)
ノータイだからこそ足元にタイピンを。
【特集 大人のジャケットスタイル】