24万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さんの人気連載。今回訴えたいのは、日本人の絶対的危機に迫った深刻な問題。日本人の「投資」に対する先入観が、社会そのものの停滞につながっていることに、はたしてどれだけ我々は気づいているだろうか? 昨年2025年、「事業投資型クラウドファンディング」に挑戦し、34時間で4億8000万円という資金を集めた西野さんだからこその説得力。今回の記事も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。
(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ)
今回は【キンコン西野がテレビのニュースにブチギレ】というテーマでお話ししたいと思います。
第230回
「儲からない=悪」という考えから卒業できなければ、このまま日本は、「新しい事業にお金が回らない」「挑戦する人が減る」「エンタメも、文化も、街づくりも、全部萎む」――。長期的に見たら、“不祥事”以上に深刻な問題です!
「儲からない=悪」という考えから卒業できなければ、このまま日本は、「新しい事業にお金が回らない」「挑戦する人が減る」「エンタメも、文化も、街づくりも、全部萎む」――。長期的に見たら、“不祥事”以上に深刻な問題です!

「失敗」と「不正」は別次元の話
最近、ある報道番組で「みんなで大家さん」を巡る問題が特集されていました。
番組の中では、成田空港周辺で計画されていたGATEWAY NARITAの遅延問題に加えて、三重県伊勢市にある伊勢忍者キングダムの分配金停止の話も、一緒に紹介されていたんですね。
で、僕はこれを観て、「これはちょっと危ないニュースの作り方だな」と思いました。
まず、整理します。
成田ゲートウェイの問題は何だったのか。
これは「事業が遅れたこと」そのものが問題だったわけじゃありません。
大型開発が遅れるなんて、正直、珍しくもない。
問題だったのは、遅延しているという重要な事実を、出資者に十分に説明してこなかったこと。
つまりこれは「投資が失敗したかどうか」の話ではなく、説明責任・ガバナンスの問題です。
一方で、伊勢忍者キングダムはどうか。
報道では、「集客に苦戦して売上が出ていないため、分配金が止まっている」と説明されていました。
でも、これって――
投資として、めちゃくちゃ普通の話なんです。
事業に出資して、思ったほどお客さんが来なかった。
だから利益が出ない。
だから分配もできない。
元本保証なんて、最初からされていない。
これは投資が“ハズれた”だけの話です。
ここで、決定的に違うのは何か。
成田ゲートウェイは「説明しなかったこと」が問題。
忍者キングダムは「説明した上で、儲からなかった」だけ。
この二つは、まったく別の次元の話なんです。
ところが、そのニュースは、この二つを同じ文脈で並べてしまった。
結果、視聴者の頭には、こんなメッセージが刷り込まれる。
「投資って、本来は全部儲かるものなのに、儲かっていない案件がある。だから怪しい。危ない。」
……いやいや。
それ、投資の前提を丸ごと間違えてる。
不祥事以上に深刻な問題
投資っていうのは、当たることもあれば、外れることもある。
#映画なんて山ほどハズしてる
#そもそも日本人なんて日本円に全額投資してハゲるほど負けちらかしてるじゃん
赤字も出るし、分配が止まることもある。
だからこそ、大きなリターンがある。
それを、「儲からなかった=悪」みたいに扱い始めたら、もう投資という概念そのものが成立しない。
このニュースの作り方の何が一番マズいかというと、「失敗」と「不正」を、同じ箱に入れてしまっていることです。
事業がうまくいかなかったことと、説明を怠ったことは、全然、違う。
でも、それを一緒に報じてしまうと、視聴者はこう思う。
「投資は危ない」
「挑戦するやつは怪しい」
「やっぱり貯金が一番安全」
この空気が広がると、何が起きるか。
・新しい事業にお金が回らない
・挑戦する人が減る
・エンタメも、文化も、街づくりも、全部萎む
つまり、社会からリスクマネーが消える。
これは、不祥事以上に、長期的にはずっと深刻な問題です。
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『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
- 1月15日(木)に鳥取
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- 1月27日(火)に福井
- 1月30日(金)に香川
- 2月10日(火)に大分
- 2月25日(水)に三重
- 3月1日(日)に埼玉
- 3月11日(水)に北海道
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私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。

