エグゼクティブが纏うべき、本物の「贅沢」とは何か。スタイリストとしてこれまで数多のスタイルを構築し、ブランドディレクションも手がける野口強氏は、最も重視すべき点として“上質素材がもたらす心地よさ”を挙げる。二足目の贅沢シューズは、端正なフォルムとワイルドレザーで。【特集 贅沢な服】

1.ジェイエムウエストン
ジェイエムウエストンのアイコンローファー「シグニチャーローファー#180」に、圧倒的なクラス感を添えるブラックアリゲーターモデル。本物だけが表現できる匂い立つような色気と気品を、パリシックを代表するシューズでというのが、まさに粋の極み。

2.ジョンロブ
洗練された足元こそが、エグゼクティブの品格を決定するといっても過言ではない。オックスフォードカーフのサイドゴアブーツ「エディ」は、装いにプラスするだけで、着こなしを瞬時にアップデート。歩く姿も自然に颯爽と軽やか。

3.ジョンロブ
ロンドンのロックやスカの美学を投影したジョンロブの名品シューズ「マンチェスター」のブラックスエードモデル。ビスポークシューズのようなエレガントな面持ちに、細身でシャープなシルエットがクールさをより際立たせるルックスは、無二の輝きを放ち、尊さもひときわ。

4.エルメス
2025春夏コレクションからピックアップした新作のダブルモンクストラップシューズ「ケネス」。定評のあるラストの優美な佇まいはもちろんのこと、アッパーを覆うダブルストラップが着こなしに適度な緊張感をプラス。足元の印象を端正に整える効果も期待大。

5.ジェイエムウエストン サカイ
1946年誕生以来、メゾンのアイコンモデルとして歴史を刻んできたジェイエムウエストンの「シグニチャーローファー」。サカイとの第二弾となる協業でスタイリッシュにリファインされたローファーは、かかと方向にせり出したソールも斬新。伝統と革新の見事な融合を履くたびに実感できる。

6.エドワード グリーン
Uチップの傑作モデルとして名高いエドワード グリーンの「ドーバー」。細身でアッパーにやや厚みをもたせた木型が、本来はカジュアルであるはずのUチップに至高のエレガンスを加味している。幅広い着こなしにマッチする汎用性も優秀な1足だ。

この記事はGOETHE 2025年5月号「特集:エグゼクティブが着るべき贅沢な服」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら