“大は小を兼ねる”は、バッグもしかり。一泊二日の出張にも使える大容量なら、バッグの存在感を際立たせる着こなしで颯爽と持ち歩きたい。今回は格別なオーラを放つ8つの名品をラインナップ。人気スタイリスト・野口強による連載「The character of G」。
1.エルメス|威風堂々とした容貌に上質な黒の装いが映える
1892年に馬の鞍を入れるバッグとして誕生したオータクロア。馬具モチーフを、アップリケやステッチで配し表現した新作は、アイテムのルーツを想起させる粋な仕上げとなっている。
2.ロエベ|ブラッシュドスエードで新たな面持ちを発見
一見ツイードのように見えるボディは、カーフスキンの裏面を毛羽立て、タータンチェックをプリントしたテクニカルな逸品。フラットに折りたため、構築的なフォルムが人気のトートが、フレッシュな面持ちに。
3.ザ・ロウ|洗練の美意識と品格をさり気ない佇まいに凝縮
思わず表面をなでずにはいられないほど滑らかな漆黒のスエードボディに、1本のみのレザーハンドルが潔いほどのシンプリシティを感じさせるトート。ファーカシミアのニットともども、美意識が凝縮されたスタイルだ。
4.ジル サンダー|スーツにもしっくりなじむ機能性とモダニティの融合
カーフレザーの艷やかな質感が美しいショッパータイプのトートは、ストラップつきの2WAY仕様。かっちりとしたフォルムはビジネスにもOKと、使い勝手よし。
5.ルイ・ヴィトン|同色の巧みなマッチングで、格上の個性がさらに魅力増
メゾンのマスターピースに、「ダミエ・デニム 3D コットンキャンバス」を配し、新たな魅力を加味した逸品。同色系のパームツリーモチーフのセットアップを合わせることで、全体をシックにまとめて。
6.プラダ|クラシックの再解釈が見慣れたアイテムを新顔に
プラダ流のツイストを利かせたオーセンティックなスタイリングには、クロシェ編みのビッグトートをコーディネイト。フロントの刺繍ロゴとの対比も絶妙。
7.セリーヌオム|誇り高く優雅な豹柄をエッジィなスタイリングと
’80年代風スペンサージャケットとレオパードキャンバスのボストンを合わせ、エッジを添える。
8.ゴローズ|互いの風格がより際立つパワーアイテム、夢の饗宴
ディアスキンを用いたショルダーバッグは、発色の美しさと丁寧な手仕事に裏打ちされたディテールに刮目。ヴィンテージデニムと双璧をなす貫禄にも脱帽。