GOURMET

2024.12.17

他にない1本が! 京都のRM専門シャンパーニュバー「ランコントル」に潜入

そうだ、京都でシャンパーニュを飲もう、と思い立つ。新幹線に乗って降り立った京都は、錦秋と雅の世界。繊細でいて奥深い、京都の泡文化がそこにある――。今回は、丸太町の「Rencontre(ランコントル)」を紹介する。【特集 シャンパーニュの魔力】

「ランコントル」のカウンター
カウンター7席、テーブル1卓の清楚な店内。先斗町の舞妓だった柊氏のお母様がスペインを代表する画家のジョアン・ミロ氏より贈られたスカーフが飾られる。

RMなら女性店主の紹介制の街中バーで

便利な街中にもかかわらず、隠れ家的な存在なのが「ランコントル」だ。小規模生産者のボトルのみを揃える予約制のシャンパーニュバーで、いつ行っても目新しい1本に出合える。

「自家栽培の生産者を中心に、他では置かれていない小規模生産者のシャンパーニュを多数仕入れています」と言うのは、店主の柊茂登女氏。店を開く以前は、「和食とワインの相性」といった講習会を主催していた。ビオディナミでつくる生産者と出合い、その味わいに衝撃を受けたのが、RM(レコルタン・マニピュラン)を極めたきっかけだったそう。

「グラスで飲めるものもご用意していますが、初めて出合う1本を開け、時間をかけて最初の味わいから最後の香りまで、1本の中での違いをじっくり感じていただくのもお薦めです」と柊氏。

産地に足を運び独自で直輸入する「マチュー・ニコラ」や「メゾン・ルフェビュール」の個性ある味わい、生産者が知恵や工夫を凝らしたエチケットのアートも楽しんでほしい、と言う。

【特集 シャンパーニュの魔力】

この記事はGOETHE 2025年1月号「総力特集:シャンパーニュの魔力」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=中井シノブ

PHOTOGRAPH=高嶋克郎

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