いつの世も、パワーをつけるなら肉に敵うものなし。日本が世界に誇る和牛の魅力を再認識するすき焼きの最旬店へ。今こそ、上を向いて歩くために! 今回は、東京・銀座の「銀座吉澤(肉処)」をご紹介。【連載 仕事に効くレストラン】
“銀座で100年”のプライドを胸に、新たなステージへ
進化し続ける老舗の存在はビジネス会食においても頼もしい“切り札”になり得るが、肩肘張らずに相手との親睦を深めたい時に、ぜひ訪れたいのが「銀座吉澤」。創業100周年という節目を迎えるにあたり、2024年の7月に移転リニューアルをした老舗だ。
大正13年から牛肉の仲卸として日本の畜産文化を牽引。初代は昭和33年に設立された松阪肉牛協会の副会長として、その名を全国に広めた。現在は3代目の吉澤直樹さんと裕介さん兄弟がその暖簾を次世代へつなぐために奮闘。さらなる高みを目指すために創業の地である銀座に新社屋を構えた。
1階は最高品質の銘柄牛を販売する精肉店、2階ではしゃぶしゃぶや焼肉のコースを、3階は腕利きの料理人による肉割烹を展開。温かな照明が檜のテーブルを照らす2階に訪れるなら、まず始めはこの店の本質に触れるすき焼きのコースを。
肉を煮る関東風と専用の鉄鍋で焼きつけるように仕上げる関西風のハイブリッドすき焼きは、大判のサーロインと肩ロース、もも肉がメイン。それぞれの部位の個性を楽しむ贅沢さに浸りながら、さらなる飛躍を目指して挑戦を続ける老舗のパワーを享受したい。
銀座吉澤(肉処)/Ginza Yoshizawa Nikudokoro
住所:東京都中央区銀座1-20-8 吉澤銀座1丁目ビル2F
TEL:03-3542-2981
営業時間:11:00~14:00、17:00~22:00
定休日:日曜、祝日
座席数:20席