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2024.06.28

UNO|“日本の美しい食”を体感。秋元康も心酔する、白金の紹介制和食店

レストランを愛してやまない秋元康小山薫堂中田英寿見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2024」。持っておきたい大人の隠れ家レストランをご紹介。今回は東京・白金の『UNO』。

「UNO」の雲丹と平貝
「雲丹と平貝」。昆布出汁に通すことで旨味と甘味が膨らむ。

秋元「円熟味に色気がにじむ料理と、店主の審美眼に心惹かれます」

日本人の暮らしは長い間、四季折々の伝統行事や美味旬味、そしてそれらを慈しみ、尊ぶ心とともにあった。季節の料理を通して、その記憶を蘇えらせてくれるのが、紹介制の日本料理店『UNO』。イタリアンの経験も長い店主が、日本の多彩な文化を見つめて紡ぐ料理が、食べ手の感性に響く。

秋元 本当の意味での食の豊かさとはなんだろうと考えると、食べたい時に食べたいものをいただく幸せとか、いろいろあると思うのですが『UNO』では“日本の美しい食”を肌で感じることができて、心から満ち足りた気持ちになれます。

小山 ご店主はもともとイタリアンで名を馳せた方ですよね。今は紹介制で営業されている。僕もおうかがいしました。

秋元 とてもたくさんの経験を積まれている方だということが料理から伝わってきます。鋭い審美眼を持つ店主独自の世界観に、すごく引きこまれました。おまかせのコースで10品ほどの料理が出るのですが、器使いも圧巻。目利きをお連れしても驚かれると思いますよ。

小山「季節の営みや食材の息吹を感じる料理と器使いにも心酔」

中田 いわゆる正統派の日本料理ですか?

秋元 「UNO流懐石」とでも言いましょうか。肩肘張らない感じではあるけれど、円熟味があって、季節の食材の組み合わせも本当に素晴らしいです。

小山 ものの理や成り立ちを知っていらっしゃるからこその説得力を感じました。

秋元 料理にストーリーがあって、日本の食文化はやはり美しく尊いと改めて思います。

UNO/ウノ
古物商も営む店主。京都をはじめ全国から買いつける器は、「歴史があるものほど日常で使ってこそ色気が増す」と話す。長くイタリアに暮らしたことで、自身のルーツである日本の食文化やそれにまつわる伝統文化に興味を持ち「自分のやりたい料理を喜んでもらえるお客さんに」と紹介制の店をオープンさせた。料理はコースのみで10品前後が登場。旬の食材を目と舌で楽しませてくれる。お酒を含めて4~5万円が目安。

住所・TEL:非公開
定休日:日によって異なる

【特集 ゲーテイスト2024】

この記事はGOETHE 2024年7月号「総力特集:恍惚レストラン ゲーテイスト2024」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=小寺慶子

PHOTOGRAPH=菊池陽一郎

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