美食を追求する秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2023」。食の悦びを教えてくれた原点を紹介する。今回は東京・日比谷の「La Brasserie(ラ ブラスリー)」。
小山薫堂「上質なサービスやクラシックな佇まいもいい」
クラシックな店内でカジュアルに料理とワインを楽しめる。帝国ホテルの伝統的料理が人気。
小山 なぜ『ラ ブラスリー』に行ったかというと、きっかけは熊本県人吉市でふらっと入った居酒屋『THE 和慶』で帝国ホテル発祥の「シャリアピンステーキ」を食べたからなんです。メニューをよく見たら「帝国ホテルのシャリアピンステーキ(食べたことないので妄想で作ってます)」って書いてあって、食べてみたらすごく美味しい。
それでお店の人に「美味しかったです。シャリアピンステーキ、久しぶりに食べたなぁ」と言ったら、「お客さん帝国ホテル行ったことあるんですか!」って驚かれて。「いやぁ、最近行っていなかったけど、行きたくなりました」と言って、それで実際にうかがったら、やっぱり美味しかったんですよ。
巷のビストロとは違って、帝国ホテルなのでサービスのクオリティも高い。スープはブイヨンのとり方がしっかりしていて、メインの「シャリアピンステーキ」も改めて美味しいなと思いました。
秋元 薫ちゃんらしいエピソードだなぁ。
中田 それは人吉に報告に行かなきゃダメですね。
La Brasserie/ラ ブラスリー
帝国ホテルが誇る伝統のブラスリー。
住所:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル東京タワー館B1
TEL:03-3539-8073
営業時間:11:30~L.O.14:00、17:00~L.O.21:00、日曜・祝日11:30~L.O.20:00(ランチ~L.O.15:00)
定休日:月曜(月曜が祝日の際は翌火曜休)
座席数:74席
料金:ランチコース¥4,800~、ディナーコース¥12,000~
この記事はGOETHE2023年8月号「総力特集:号泣レストラン」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら