美食を追求する秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2023」。五感を刺激する、衝撃の新店を紹介する。今回は東京・銀座の「Wolfgang’s Steakhouse Teppan(ウルフギャング・ステーキハウス テッパン)」。
秋元康「鉄板とアメリカンステーキの融合に心が華やぎます」
日本にアメリカのステーキ文化を根づかせた『ウルフギャング・ステーキハウス』の新業態が、2022年12月に銀座にオープン。アメリカ農務省認定のプライムグレードの肉を熟練の職人が焼き上げる“鉄板焼きスタイルのステーキハウス”で、見て眼福、食べて至福なひと時を味わえる。
秋元 僕ら世代のご馳走といえば、ハズせないのがやっぱりステーキ。ニューヨークに住んでいた時からお世話になっている『ウルフギャング・ステーキハウス』が世界初の鉄板焼き業態を出すというのでうかがってみたら、空間もサービスも本当に素晴らしくて、ステーキも間違いなく美味しい。オープン以来、多い時は週に2回ペースで通わせていただいています。
見城 すごいヘビーユーザーだね。いわゆる昔ながらの日本の鉄板焼きは好きだけれど、和牛は肉のサシに疲れてしまう時もあるから、赤身の肉を鉄板焼きで、という発想は面白いよね。
秋元 そうなんです。鉄板を備えた個室はモダンな雰囲気もあって、会食にもぴったり。
小山 アメリカンステーキってT-ボーンとか塊の肉を高温で皿ごと焼き上げるイメージがあるんですけれど、ここは鉄板だけで仕上げるんですね。
秋元 熱の入れ方が違うから、同じプライムグレードの牛肉でも違った魅力がありますね。香ばしくてジューシィというよりも鉄板の場合は、ふっくらとしていて肉の旨みをより濃密に感じる。ここはアメリカンビーフだけじゃなくて日本のあか牛も扱っているから、食べ比べができるのも贅沢です。
僕が必ず注文するのはトマトやレタスも鉄板で焼く「ウルフギャングサラダ」と「ロブスタービスク」。ステーキの前に活ロブスターを1ポンド焼いてもらうこともある。「ロブスタービスク」は、みんな「こんなスープ初めて!」と驚く。旨みが濃縮されていて、目眩がするほど美味しい。そして、そのあと、鉄板で焼いた赤身のお肉をいただくわけです。
見城 最高の秋元コースだね。
秋元 ステーキは永遠のご馳走。いちファンとして、ずっと通わせていただきたいと思います。
Wolfgang’s Steakhouse Teppan/ウルフギャング・ステーキハウス テッパン
世界展開を視野に入れた新ブランドとして、2022年末にオープン。看板メニューを少しずつ楽しめるCHEF’S TABLEコース(¥24,200~)の提供も。各国のワインはもちろん、入手困難な日本酒も揃える。
住所:東京都中央区銀座1-8-19 キラリトギンザ7F
TEL:03-6263-0161
営業時間:11:30~L. O. 22:30
定休日:無休
座席数:76席、個室5室(2~8名)
この記事はGOETHE2023年8月号「総力特集:号泣レストラン」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら