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2023.07.10

帝国ホテル 寅黒|中田英寿が通う、接待に最適な穴場和食店

美食を追求する秋元康小山薫堂中田英寿見城徹が選ぶ、最強のレストランガイド「ゲーテイスト2023」。会食に使っているお店を紹介する。今回は東京・日比谷の「帝国ホテル 寅黒」。

「帝国ホテル 寅黒」のカウンター

凛とした空気と活気が心地よいカウンター席。

中田英寿「接待や外国人をもてなすのにも最適です」

フランス料理の伝統を受け継いできた帝国ホテルと『石かわ』グループがタッグを組んで開いた、帝国ホテル直営の日本料理店。2021年の開業時から店主を務める鷹見将志氏は神楽坂『虎白』出身。コースは約11品。

中田 正統派の和食のなかで最近一番よく行った店です。『石かわ』グループの店はどこも味のバランス感が素晴らしいですが、ここは味の骨格がしっかりしている感じですね。フレンチの技法を使うこともあるそうで、例えばお椀の蟹しんじょうには蟹の殻を鰹出汁で煮詰めたソースを混ぜているそうです。

「帝国ホテル 寅黒」の蟹しんじょうのお椀

蟹しんじょうとじゅんさい、いんげん、柚子のお椀。削り立ての本枯節でとった一番出汁を満喫したい(料理はすべて¥42,000~のコースの一例)。

見城 僕も先日行って、すごく好きになりました。石かわさんが関わっている店のなかで一番美味しいと思ったな。帝国ホテルというのも行きやすいよね。

中田 はい。帝国ホテルのサービスも素晴らしいので会食にも使いやすいですし、外国人を連れていっても喜ばれます。

秋元 正統派なのにさすが『石かわ』で修業した料理人。一皿一皿にアイデアがあって新鮮でした。

「帝国ホテル 寅黒」の稚鮎と空豆のお餅

生きたまま揚げた天竜川の稚鮎と揚げ立ての空豆のお餅。上にかかったカラスミと空豆の風味が合う。別添えの酢山椒は鮎の肝の苦味と好相性。

「帝国ホテル 寅黒」のウニと湯葉のムース

北海道産ウニと湯葉のムース、夏野菜に柚子の香りを添えた先付。

小山 予約はそんなに待たなくても取れるんですか?

中田 比較的取りやすいですね。それも含め穴場だと思います。

「帝国ホテル 寅黒」の調理長、鷹見将志氏

調理長の鷹見将志氏は32歳。

帝国ホテル 寅黒/torakuro
住所:東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル東京タワー館B1
TEL:03-3539-8224
営業時間:17:00~23:00(20:30最終入店) ※ランチは土曜のみ12:00~14:30(13:30最終入店)
定休日:日・月曜・祝日(月曜が祝日の際は、前日の日曜は営業し、翌火曜休み)。
座席数:カウンター10席、テーブル4席、個室2室
料金:¥42,000~ 

【特集 ゲーテイスト2023】
 

この記事はGOETHE2023年8月号「総力特集:号泣レストラン」に掲載。購入はこちら▶︎▶︎

TEXT=小松めぐみ

PHOTOGRAPH=田村浩章

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