秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹の美食を探求する4兄弟の偏愛レストランを大公開するゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」が今年も開催に! 暖簾をくぐり、静謐な店内のカウンター席に姿勢を正して座り、店主の所作を眺める。そうして目の前に供される美しい握りを口に運ぶ。それは、思わず頬が緩む瞬間だ。鮨には人を幸せにする魔力がある。
中田英寿「軽めのボリューム感も好き。鮨と和食の境界線にある店」
2020年2月初旬に開業した江戸前鮨と日本料理の店。本店は’09年からミシュランガイドの3つ星を保持する日本料理店『神楽坂石かわ』で、店主の熊切大地氏は石かわグループ各店で11年間修業を積んだ料理人。開業前の1年間は名店『東麻布 天本(あまもと)』で研修を受け、江戸前鮨特有の仕込みを学んだ。
見 『石かわ』がまた新しいお店を出したの?
中 そうなんです。それで行ってみたら、非常に味のバランスがよくて、あっという間に予約が取れなくなっちゃいました。今までの純粋なお鮨屋さんと違って、お鮨と和食の境界線にあるようなお店です。鮨でこういうお店をやるっていうのは、すごいですね。
小 僕もすごいなと思いました。
中 店主の熊切さんは開業当時、29歳という驚きの若さ。石かわグループはやっぱりセンスがあるんだなと思いました。
見 ヒデはどういうお鮨が好きなの?
中 どちらかというと味がはっきりしているほうが好きなので、酢は強めのほうが好きです。あと、おまかせの鮨って最初のほうで烏賊(イカ)が出ることが多いですが、烏賊が美味しいと全体的に美味しい傾向があるなと思っています。ここもそうで、烏賊が美味しい。それに、量もちょうどいいんですよ。最近のお鮨屋さんは量が多くなってきているので、そういうお店と比べるとちょっと少ないですが、「〆にもう1軒寄って帰ろうかな」と思えるような感じも好きです。
見 確かに、鮨屋はだんだん量が多くなってきたね。最後に大きいトロの巻物なんかが出てくると、食べられない。
中 その点、ここは軽くて、本当に気持ちよく終われます。
ーー今年のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」は「秘密のレストラン」「陶酔のフレンチ&イタリアン」「美しき芸術の鮨」「職人の技に酔いしれる料理」「百花繚乱の超絶中華」「知る人ぞ知る隠れ家&穴場」「究極の肉を喰らう」がラインナップ! 完全保存版です。
Hatou
住所:東京都新宿区神楽坂5-7
TEL:050-3138-5225
営業時間:18:00~
休業日:日曜、祝日、不定休
座席数:カウンター8 席
料金:コース¥28,000~
※予約はOMAKASEのサイトから