特殊合金を初採用した独創的最新作。ハリー・ウィンストン「ザリウムバリエーション」

ハリー・ウィンストンの「HW オーシャン」コレクションから「プロジェクト Z11」をベースにした3種類の最新作が登場する。

ザリウムが切り拓く建築美と色彩の新領域

世界最高峰のジュエラーであると同時に高い技術を持つウォッチメイカーでもあるハリー・ウィンストン。

なかでも「HW オーシャン」コレクションはスポーティでありながらエレガント、そしてハリー・ウィンストンの独創性がいかんなく発揮されている傑作だ。

また2004年に登場した「プロジェクト Z」シリーズは、ジルコニウムをベースとする特殊合金「ザリウム」を時計のケース素材として初めて採用。驚くほどの軽さと優れた耐腐食性を兼ね備えることで注目を集めた。

今回の新モデルは、2017年に「プロジェクト Z」の11作目として発表された「プロジェクト Z11」をベースに、その美しさと機能性をより大胆に表現した意欲作。3種のカラーバリエーションを携え、オフセンターの時分表示や大胆なオープンワーク・ダイヤルなど、従来の「プロジェクト Z11」の構築的な美しさを踏襲しつつ、視覚に訴える色彩の妙を加えている。

文字盤に走るブリッジ構造は、ニューヨークのマンハッタン・ブリッジから着想を得たデザイン。その上にはまるで浮かぶように、オフセンターの時分表示と6時位置のビッグデイトがレイアウトされている。

ブランドロゴやインデックス、ビッグデイトの数字には夜光塗料が用いられ、昼夜を問わず存在感のある手元を演出。インダイヤルの6時位置には、「手裏剣」モチーフのスモールセコンドが配されているのも特徴的だ。

カラーリングはラズベリーレッドのアリゲーターストラップが鮮烈な印象のイエロー×ライトブルー、控えめながらも洗練された雰囲気を漂わせるダークブルー×ベージュ、力強さと軽やかさを併せ持つレッド×ターコイズの3色。

ハリー・ウィンストンのウォッチメイキングが誇る技術と美意識、そして現代建築に通じる力強さが凝縮された「ザリウムバリエーション」は、手にする者の感性に確かな輝きを与えてくれるだろう。