連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第62回は、ロレックス「デイデイト Ref.1807/9」を取り上げる。

“バーク仕上げ”が施された、珍しいブラックダイヤルの「デイデイト」
ロレックスの最上位に位置するプレステージモデルとして、1956年に発表された「デイデイト」。
日付に加えて12時位置の弧状の小窓にフルスペルの曜日を表示した、世界初の機構を備える腕時計であり、曜日表示は現在26ヵ国という豊富な言語から選択できる。
また、その特徴的なデザインのブレスレットは、米国大統領であるアイゼンハワーに贈られたことがきっかけとなり、“プレジデントブレスレット”と呼ばれるようになった。
ヴィンテージロレックスのなかでも特別なモデルとされる「デイデイト」は、アメリカの歴代大統領や多くの著名人に愛用される「成功者の証」となっているのだ。
今回紹介する1970年製の「デイデイト Ref.1807/9」は、非常にレアな逸品。
「デイデイト」でも製造本数が少ない18Kホワイトゴールドのケース&ブレスレットには、“バーク(樹皮)仕上げ”が施されており、またブラックの文字盤には10ポイントのダイヤモンドインデックスが配置されている。
多彩なバリエーションがある「デイデイト」だが、この組み合わせは非常に珍しく、市場でも見かけることはほとんどない。人と被らない「デイデイト」を探している愛好家にオススメの1本だ。
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