連載「ヴィンテージウォッチ再考」の第44回は、ロレックス「オイスターデイト Ref.6494」を取り上げる。
ピンクゴールドのパーツが高級感を醸しだす
ロレックスといえば独自の自動巻き機構・パーペチュアルが有名だが、手巻きデイトナを筆頭に手巻きモデルでも数々の傑作を残している。
今回紹介する「オイスターデイト Ref.6494」もそのひとつ。量産向けのモデルだったこともあり、ダイヤルのバリエーションは実に豊富だ。
この1966年製の個体は、艶と光沢感のあるミラーダイヤルと王冠マーク、時針・分針・秒針、インデックスまでピンクゴールドで統一した珍しい仕様。これに合わせて、ブランド名やモデル名もピンクゴールドで綴られている。
デザインのバランスから見ても優れており、34mm径の小さいケースサイズゆえ、ドレスアップからカジュアルアップまで幅広く対応できる。
すなわち、希少性と実用性を兼ね備えた「オイスターデイト Ref.6494」は、ヴィンテージロレックスの醍醐味を存分に味わえる1本なのである。
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