2024年4月にスイスのジュネーブで開催された、世界最大規模の時計フェア「WATCHES & WONDERS GENEVA 2024」。数多く発表されたラグジュアリーウォッチのなかから、シャネルの新作の一部を紹介する。
シャネルの絶対的アイコン「J12」で表現する、クチュールの世界観
「シャネル」のカプセル コレクション「クチュール オクロック」は、メゾンの原点である“クチュール”の世界観を自由な発想でタイムピースへと昇華。
そのインスピレーションは、パリのカンボン通りに位置するマドモアゼル シャネルのアトリエから得たという。
彼女の原点である“お針子道具”をモチーフとした新作時計からは、ラグジュアリーとエレガンス、そして遊び心が共存した圧巻のクリエイティビティを感じることができる。
これから仕事を始めるかのようなマドモアゼル シャネルと、そのアトリエをダイヤルのなかに表現したデザインの「J12 クチュール ワークショップ オートマタ キャリバー 6」。
8時の位置にあるボタンを押すと、グレーのグラデーションで描かれたマドモアゼル シャネルとハサミ、トルソーが軽やかに動く仕かけが作動する。
搭載されている「キャリバー6」は、スイスのシャネル自社工房「シャネル ウォッチ マニュファクチュール」にて設計・組み立てを行った、新開発のオートマタ(からくり時計)ムーブメントだ。
緻密に配置された5層のダイヤルにつながる 355個のパーツが連動するさまは、繊細で高度なシャネルの技術力の極みを体現しているといってもいいだろう。
「J12 ホワイト スター クチュール」
「J12 ホワイト スター クチュール」は、ケースにバゲットカットされたホワイトセラミックを敷き詰め、サイドをブラックのラインとダイヤモンドで縁取ったグラフィカルなデザインが目を惹く1本。
ケースだけでなく、リューズやブレスレット、ローターにまでダイヤモンドを組みこんでいるため非常に華やかな一方で、パワーリザーブは約70時間を実現。
優美さと実用性も兼ね備えており、ケース径は38mmとユニセックスで使えるのも嬉しい。
技術力と洗練された美しさが一体となった新作ウォッチ。是非手に入れて、シャネルの唯一無二のクリエイションを堪能してみてほしい。