ATSUSHIの復帰を経て再びEXILEが動きだす。メンバーがそれぞれに知見を深めて発揮する集合知。そして、EXILEと後輩たちが「EXILE TRIBE」の一員として巡らせてきた夢のかたち、LDHのパーパス「Circle of Dreams」に迫る。NESMITH編。

夢をかなえていく
NESMITHがEXILEに加入して16年になる。
「メンバーの勇退や、僕もそうですが新メンバーの加入などで、常に活性化されてきたグループです。今はメンバー全員が30代を迎え、また新しい世代感の大人味というか、どんどん熟していく時期になってきているなと感じています」
その雰囲気が伝わる「Get-go!」のMV撮影で、数年ぶりに全員が揃った喜びを噛み締める。
「いつか訪れるこの日のためにつなげていこうという思いでずっとやってきたので、あの日を迎えられたことが幸せでした。みんなでいたあの空間、すごくエモかったです。『超EXILEだ〜!』って(笑)」
EXILEの一員であるために自らに課していることがある。
「常に黒スーツはビシッと着こなさないと(笑)。メンバーが代わったり、楽曲やスタイルが変わったとしても、誰が見ても『EXILEといえばこれだよね』というイメージを保つことは大事だなと思っています」
EXILEのNESMITH、その“自分らしさ”を武器に
EXILEに憧れてアーティストになった後輩たちが、スターティングメンバーとして出演したアリーナツアー。NESMITHは彼らがEXILEの曲を踊る姿を見て、込み上げるものがあったという。
「『EXILEをこんな風に表現してくれるんだ』『みんなのなかに、こんなにEXILEがあるんだ』『だからEXILEはこうして残ってこられたんだな』って。本当に感動するシーンがたくさんありました」
人懐こくて人情家、みんなから「ねっさん」と呼ばれる愛されキャラのNESMITHは、三枚目役もまるで厭わない。KIDS B HAPPYの舞台では、TETSUYAからのオファーを受けて、敵キャラクターのデビル・ザ・ネスミスを快演した。
「EXILEのカッコいい音楽やパフォーマンスとはまた違う、自分のこのキャラクターを使ってできる新しい表現なので、振り切って楽しくやっています。悪役がいないと子供たちが声を出せないですし(笑)。RIKU(THE RAMPAGE)は、僕がフック船長を演じた『ピーターパン』を観てミュージカルに興味を持ってくれたみたいです。後輩が見ているとなると責任重大ですよね。LDHのボーカリストでは誰もやっていないことに、これからもトライ&エラーしていきたいです(笑)」
What is EXILE?
グループとしての夢も個人としての夢も、たくさんかなえることができた。でもまだかなえられていない夢がある。それは、故郷にEXILEを連れていくこと。熊本でのEXILE単独ライヴという夢はいつか必ずかなえたい。

1983年熊本県生まれ。2009年、EXILEにボーカル&パフォーマーとして加入。EXILE THE SECONDのメンバーでもある。テレビ熊本「NES-FES.」でVJを務める。『ピーターパン』や『ラグタイム』などのミュージカルにも出演。
Release Information
「Get-go!」 2025.9.27 on sale
デビュー記念日にリリースする通算52枚目シングルは、再会への喜びや感謝、未来への希望が込められた、爽快&キャッチーな楽曲。映像DISCには、ATSUSHI 893日ぶりのEXILEライヴステージ復活となった『EXILE LIVE TOUR 2025”WHAT IS EXILE”』 FINALの歴史的ライヴ映像を収録。