挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介するシリーズ「In the Office」。今回は女子アナ経験者が企業の広報を請け負うトークナビで働く田中晴子さん。

「アナウンサーになりたい!」とずっと言っていた
アナウンサーになる夢は、小学生の放送委員会での経験から始まったという田中さん。中学、高校でも放送部に所属。アナウンススキルを磨き続けた。しかし、高校卒業後に進んだのはバスガイドの道だった。
6人兄妹の3番目として大家族で育った田中さんは、経済的な理由から大学進学ではなく、働くことを選んだのだ。
「千葉エリアを中心に修学旅行や社員旅行の貸切バスツアーを担当していました。40名ほどのお客さまが乗車されて、その旅をいかに楽しく盛り上げられるかが腕の見せ所。お客さまに合わせて、ガイドの方法や話す内容を変えたりと試行錯誤して臨んでいました。お客さまの反応をダイレクトに感じられること、観光案内をしながら一緒に時間を共有できることは、この仕事の醍醐味だと思います」
友人から「一つのことに夢中になると止まらない」と言われるほど、これと決めたら真っ直ぐに突き進むタイプの田中さん。バスガイドとして働きながらも、アナウンサーの夢を諦めることはなかった。
「『アナウンサーになりたい!』と周りの人にずっと言っていて。ある日、恵比寿の居酒屋さんでいつものように夢を語っていたところ、常連客の方がアナウンサーの方を紹介してくださったんです。それが今働いているトークナビを立ち上げた樋田さんでした」
女子アナ経験者が企業の広報を請け負う「女子アナ広報室」を運営するトークナビ。田中さんは、樋田(といだ)かおりさんからその採用オーディションが行われることを聞き、迷わずエントリー。見事突破し、現在、女子アナ広報室のメンバーとして6年目を迎える。
「企業の広報はもちろん、イベントのMCも行っています。30〜50人のイベントから始まり、だんだんと規模が大きくなって。初めて1000人規模のイベントを担当した時は、舞台裏でワクワクしながら、口から心臓が出てしまいそうな状況でした(笑)。でも舞台でスポットライトを浴びながら、自分の声だけがみなさんに届いている情景を目にした時、本当に感動しました」
今はアナウンサーとしてさらにステップアップするため、フリートークのスキルを磨いている。
「女子アナ広報室のメンバーと、テーマを決めて1分間フリートークをしたり、過去のイベントの台本をもとに練習したりして、お互いにフィードバックをしながら高め合っています。今後は10万人規模のイベントのMCにも挑戦したいので、練習あるのみです!」
田中さんへのQ&A
Q1.私、こう見えて○○なんです
――6人兄妹の3番目。大家族育ちなんです
Q2.初対面の男性で気になるところは?
――相手への接し方・姿勢を見ます!
Q3.寝る前に必ずすることは?
――スクワット50回。和太鼓を演奏するための体力作りです
Q4.座右の銘を教えてください
――「自分に正直に」
Q5.あなたにとって仕事とは?
――自己成長のチャンス♡