グループ16人の個性を引きだして、一年にわたり書籍化する大型プロジェクト「GL-16~THE RAMPAGE BOOKS~」。連載9回目は、グループ随一のファッショニスタ、長谷川慎。パフォーマーとしての圧倒的なダンススキルとともに注目されている、そのファッションセンスと流儀を掘り下げる。

1998年7月29日、神奈川県生まれ。ダイナミックなダンスパフォーマンスが魅力のTHE RAMPAGEのパフォーマー。アパレルブランド「*p(R)ojectR®(プロジェクトアール)」にも携わる。ディッキーズをはじめとする、人気ブランドとのコラボアイテムも発表。ドラマ『顔だけ先生』『恋をするなら二度目が上等』『離婚後夜』『レッドブルー』などに出演し、俳優業でも高い評価を得ている。
ファッションは自分自身。だから、“カッコいい”に越したことはない
グループ随一のファッションマニアとして知られる長谷川慎。自身を構成する要素として、ダンスパフォーマンスと同じくらいに重要、かつ日々のモチベーションにも不可欠なのが“ファッション”と語る。
「小学3年生の頃、ダンスを始めたと同時に、ファッションを意識するようになりました。特にシュプリームは、僕の世界を広げてくれた大切なブランド。背景にあるカルチャーや哲学、歴史を知ることで、ブランドの世界観をより楽しめるという気づきを与えてくれたんです」
ブランドが入り口となって、そこからアートやグラフィック、音楽やカルチャーに次々とつながっていく。さまざまな刺激を吸収して、自分のなかで溶かし=メルトしていくことが、長谷川慎の進化の軌跡だ。
「僕にとってのファッションとは、インスピレーションを得て感じたものを落としこみ、自分が思う最先端のカッコよさを表現できる最高の媒体。スタイリングしだいで唯一無二の個性にもなる。だから僕は、これからも服を買うし、着て楽しむし、欲しいものを作ったりもする。ファッションこそが長谷川慎のアイデンティティの証明だし最適解なんだと思うんです」
