挑戦し続けるビジネスウーマンを紹介するシリーズ「In the Office」。今回はゴルフ専門誌『ゴルフトゥデイ』の編集者・村上侑妃さん。

「ゴルフをもっとたくさんの人に楽しんでほしい」
「マスダゴルフのオーダーメイドパターを使い始めたら、パターの調子がよくなって。スリーパットが減ったんです!」
手元のクラブを見つめながら、そう嬉しそうに話すのは、ゴルフ専門誌『ゴルフトゥデイ』の編集者として活躍する村上侑妃さんだ。
「企画を考えて取材・撮影、たまにモデルもしたり。あとはレディスの新作ウェアやギアの紹介、ゴルフイベントのレポート記事の原稿も書いたりします。
企画を立てるときに気をつけているのは、私らしい目線であるかどうか。先輩の編集者の方々はゴルフ部出身だったりと、ゴルフ経験が豊富なベテランが多い。だからこそ、ゴルフ経験が浅く、若手の私だからこそ考えつく企画を立てるようにしています。例えば、女性の友人からもよく聞く、取引先や上司のラウンド中の親父ギャグ(笑)。それの上手な対処法を記事にしたりとか」
実は村上さん、大学4年生の時にゴルフを始めて大ハマり。新卒で入社した会社を退職し、ゴルフトゥデイ編集部で働き始めたそう。そこまでゴルフに惹かれた理由はなんだったのだろうか。
「始めた当初は、ルールやマナーが厳しかったり、たまに教えたがりおじさんがいたり…、13ホールくらいで終わらせてもいいんじゃない? とか、正直、面倒だなっていう気持ちが強かった。でもいつの間にか、ナイスプレーやナイスショットしたときの嬉しさが勝っていたんですよね。
それにゴルフって、同じコースでも自分の体調、グリーンのコンディションや風によってまったく違う。同じプレーができないんです。そのうまくいかないところも、ゴルフの面白さですね」
「ゴルフをもっとたくさんの人に楽しんでほしい」。その想いから、ゴルフに興味がある友人を見つけると、すぐに打ちっぱなしに誘うという。
「打ちっぱなしに行って興味を持ってくれたら、その後も練習を重ねて。慣れたところでラウンドデビュー。18ホールだと疲れてしまうので、まずはハーフから。ウェアとかも私が全部用意します。最近はかわいいウェアが多いので、それだけでみんなのテンションが上がる(笑)。 そして帰りは地元の美味しいお蕎麦を食べる! このプランをきっかけにゴルフにハマってくれる人が徐々に増えています。これからもどんどんゴルフの魅力を伝えていきたいですね」
村上さんへのQ&A
Q1.特技や自慢できることはありますか?
――カラオケの最高得点が98点。一青窈さんの「ハナミズキ」でとりました。あと、サウナの熱波師の資格も持っています
Q2.人生で一番のドジは?
――なし。他人から見たら失敗だけど私にとってはすべてプラスになっていると思っています(笑)
Q3.座右の銘を教えてください
――「自分という人間の経営者は自分自身」
Q4.あなたにとって仕事とは?
――人生を豊かにするもの