凄腕と呼ばれ、巨匠と称され、そのカリスマ性で多くの人を惹きつけている各界のプロフェッショナルたち。日常と仕事を支え、“自分らしさ”を雄弁に語ってくれる、それぞれの偏愛品を持ち寄ってもらった。今回は、Ginza脇屋オーナーシェフ・脇屋友詞氏のベスト3を紹介。【特集 靴と鞄】
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靴の師が、新たに息吹を吹きこんだ革靴
真っ青なレザーのスニーカーは、黄綬褒章受章のお祝いにレストランNOBUの松久信幸氏から贈られた。ボッテガ・ヴェネタのセカンドバッグはWakiyaニューヨーク店開店記念に購入。革靴はベルルッティ日本1号店オープン時に購入したものを靴磨き職人・井上源太郎氏に染め替えてもらった。
「井上さんは私がヒルトンホテル『星ヶ岡』での修業時代に出会い、以来私の靴の師。さらにこの靴をカッコよくしてくださいました」
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脇屋友詞
Ginza脇屋 オーナーシェフ。1958年北海道生まれ。2010年に「現代の名工」受賞。2014年秋の叙勲にて黄綬褒章を受章。公益社団法人日本中国料理協会会長。料理人人生50周年を迎えた2023年に著書『厨房の哲学者』を刊行。
この記事はGOETHE 2025年3月号「総力特集:自分らしくいる、靴と鞄」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら