今週も、23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さんから、社会人全員にとって「耳の痛い」メッセージ。ぶっちゃけ「会議」の運営のこと、ナメてる人、多くないですか!? 今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。(※今回の記事を音声で楽しみたい方はコチラ) ■連載『革命のファンファーレ』から『夢と金』とは
【連載 『革命のファンファーレ』から『夢と金』】
今日は、【会議は空気が9割】です。
第140回 会議の答えは、「ひとりごと」じゃなくて、いつだって「会話の延長線上」にある! 簡単には解けない問題があるから会議をしているのだ!
「会議の目的」は現在地を正しく共有すること
先日、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の日本公演の予算会議がありました。
こちら、オンライン配信をして、アーカイブも残っていますので、ご覧になられていない方は是非観ていただきたいのですが、非常に良い会議で、非常に実りのある会議だったんです。
詳しくはオンライン配信を観ていただきたいのですが、触りだけ言うと、まず最初に「今回の予算会議の目的(ゴール)」を決めたんです。
僕らは今回の予算会議の目的を「今回の予算会議は『解決』じゃなくて、自分達が今いる地獄は、一体どれぐらいの地獄なのか? を共有すること」としたんです。
「公演までは、あと17ヶ月あるから、じっくりいこう」と。
現在地を正しく共有することが目的なので、もちろん、収支表に期待値は1ミリも入れません。
「絶望するなら、半年後じゃなくて、今しよう!」というノリです。
「会議の目的」を共有せずに始まってしまう会議って世の中に結構あるので、是非、気をつけてください。
会議は空気が9割
さて。
そんなこんなで、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の日本公演の第一回予算会議が終わったのですが、終わってみて思ったことが今日のタイトル『会議は空気が9割』です。
まぁ、CHIMNEY TOWNの場合は少し極端なので(是非、社会見学に来てください)、まるまる参考にならないとは思いますが、CHIMNEY TOWNが新しくプロジェクトを立ち上げる時って、大体全員くたばるんです(笑)。
そもそも「今持ち合わせている力で、できることをやっても仕方がない」という大前提からスタートしているので、「西野さん、これって、どうやるんですか?」「知らん」が1歩目です。
だって、「幕張メッセのイベントを5ヶ月で作り上げるにはどうすればいいか?」とか、「ブロードウェイをどう攻めるか?」とか、「コマ撮り短編映画の制作に4年もかけて、どうやって予算を回収するのか?」とか、「ヤフオクで落札した旅客機を、スリランカの空港からどうやって日本に持って来るのか?」とか、知らないじゃないですか?
ググっても出てこないし、AIに聞いても教えてもらえない。
だって、誰もやったことないんだもん。
なので、会議に参加している全員が「こんなの始めちゃったけど、どうすんの?」で一つになっているんです。
そんなだから、会議の空気まで悪かったら、もう本当に終わりなんですね。
ピンチならピンチで、それを真摯に受け止めて、ネタにしていかなきゃいけない。
会議の「空気」の力と、「会議の空気」を“会議力”にカウントしていない人達
そんな会議ばかりを繰り返していると目の当たりにするのが、会議の「空気」の力と、「会議の空気」を“会議力”にカウントしていない人達です。
僕は毎日朝から晩までミーティングをしているか、何かを作っているので、よくよく分かるのですが、皆と力を合わせて作る時は、方向性が定まるまでは、種をたくさん蒔くことがメチャクチャ大事なんです。
「こんなのどうかな?」という感じで出てきたアイデアがクソでも、そのアイデアがヒントになって、クリティカルなアイデアが出てきた経験は皆さんにもあるでしょう?
会議の空気が悪かったら、1歩目のクソみたいなアイデアが出てこない。
「今、うかつに話しちゃいけないかも」みたいな自主規制を働かせてしまう。
これ、ちょっと話を整理すると、「会議の空気」を甘く見ている人は、大前提として、「一言目で(あるいは一人で)答えに辿り着く」と思っているキライがある。
簡単には解けない問題があるから会議をしているのに、一人で答えを導き出せるハズがない。
会議の答えは、一人言じゃなくて、いつだって会話の延長線上にあるハズで、それならば、会話が弾む空気作りに努めるべきじゃない?
僕、長年、ゴールデン番組でMCをやっていたから、そのへん、たぶんチョットだけ得意なんです。
まぁ、時々、キレることもありますが(笑)。
基本的には得意。
「今日は、実りある会議ができなかったな」と呟く帰り道に一度自問自答してみてください。
それは、「良い会議ができなかった」のではなくて、「良い会話ができなかった」「良い会話が生まれる空気作りができなかった」んじゃないか?と。
喋りのプロであるお笑い芸人が、大学の卒業スピーチで空気に飲まれていることがあるじゃないですか?
プロですら空気に飲まれちゃうんです。
あなたのチームの会議はどんな感じですか?
お知らせ! 西野さんの最新作、コマ撮り短編映画『ボトルジョージ』が、サンフランシスコ国際映画祭にノミネート!
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これは「子供施設に絵本を支援したことを証明してくれるNFT」で、NFTの売り上げで絵本を購入して子供施設にプレゼントします。
お知らせ!『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!
『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
4月17日(水)に兵庫、
4月18日(木)に大阪、
4月23日(火)に東京、
5月11日(土)に香川、
5月13日(月)に埼玉、
5月16日(木)に宮城、
5月30日(木)に宮城、
6月27日(木)に東京、
8月12日(火)に関東近郊でそれぞれ『西野亮廣講演会』がございます。
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。
チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。
サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。
会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。
講演会開催情報
よろしくお願いします。
西野亮廣/Akihiro Nishino
1980年生まれ。芸人・絵本作家。モノクロのペン1本で描いた絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』。完全分業制によるオールカラーの絵本に『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』。小説に『グッド・コマーシャル』。ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』。共著として『バカとつき合うな』。製作総指揮を務めた「映画 えんとつ町のプペル」は、映画デビュー作にして動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たす。そのほか「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門にノミネート、ロッテルダム国際映画祭クロージング作品として上映、第24回上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門へ正式招待されるなど、海外でも注目を集めている。また「えんとつ町のプペル」は、ミュージカルや歌舞伎にもなっている。
●国内最大となる、約4万人の会員数を誇る有料会員制コミュニティー(オンラインサロン)「西野亮廣エンタメ研究所」はこちら。
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■連載 『革命のファンファーレ』から『夢と金』とは
猛烈な勢いで仮説・検証・実行・改善を繰り返し、多彩なプロジェクトを成功させてきた西野亮廣さん。ベストセラー『夢と金』の著者でもあり、現代の日本において、ビジネスパーソンがベンチマークすべき人物の筆頭といえる西野さんの“今”をお届けする連載。