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2023.11.03

1万3000人がハロウィンナイトに熱狂。西野亮廣が「祭り」を作るとこうなる! オンライン配信は要チェック ―『夢と金』20万部突破の実現力

20万部を突破した『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さん。今回はハロウィンの幕張メッセで、0歳から80歳までの老若男女1万3000人を集めた巨大盆踊りを成功させた、その裏側について、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』の投稿から編集してお届けする。1冊の絵本『えんとつ町のプペル』から、西野さんはこうして「戦争から一番遠い場所」を見せてくれている。■連載『革命のファンファーレ』から『夢と金』とは

【連載  『革命のファンファーレ』から『夢と金』】

今日は『ライブエンターテイメントの世界“も”獲る』というテーマでお話ししたいと思います。

第118回 時代は「主役を見るエンタメ」から「主役になるエンタメ」へ。「えんとつ町×ライブ空間×盆踊り」で魅せた“世界基準”の可能性 

『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』

すべてが規格外のハロウィン盆踊り

ここ最近、僕の知り合いの起業家さん達が、こぞって「ハロウィン」を狙っております。

理由はハロウィンが「主役を見るエンタメではなくて、主役になるエンタメ」だから。

国民総発信者となった今の時代に「ハロウィン」というイベントはドンズバなんですね。
#ドンズバ
#ピッタリという意味だよ

もちろん、こうなることは千年前から分かっていたので(#ホントは11年前)、『えんとつ町のプペル』を作る時に、「ハロウィンのアイコンを獲るぞ」と大号令をかけました。

コスプレ大会化した近代ハロウィンでは、クリスマスでいうところの「サンタクロース」が空いていたので、「それを作りにいくぞ!」と。
コスプレをすれば必ずゴミが出る(ハロウィンの日にはゴミが誕生する)ので、ハロウィンのキャラクターとしては『ゴミ人間』が妥当だろう」と11年前の黒西野。

ただ、それだけではハロウィンのアイコンは獲れません。
繰り返しますが、ハロウィンは「主役を見るエンタメ」ではなくて、「主役になるエンタメ」なので、大切なのは「お客さんが主役になれるステージ(背景)」で、お客さんが行きたくなるような町を作ろうと思って『えんとつ町』を作りました。

今回の『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』は僕発信の企画ではなく、演出のイジツさんからの持ち出し企画で、ハロウィンの時期の幕張メッセを押さえちゃったイジツさんが「ハロウィンに祭りを仕掛けるなら、『えんとつ町』が良さそう…」と“思いついた”ところに端を発します。

作品や商品やサービス、あるいはキャスティング(仕事のオファー)は、お客さんやクライアントに「思いついてもらうこと」が全てで、「あれを買おう」「あの人にオファーを出そう」と思いついてもらわないことには始まりません。

自分の作品や商品やサービスを思いついてもらうには、「◯◯といえば」になることがブリブリに大切になってくるわけですが、それでいうと『えんとつ町のプペル』は約11年の刷り込み作業によって「ハロウィンといえば」の上位にきていて、このままブッチぎることは、そこまで難しくはなさそうで、11年前に「ハロウィン」に張った自分を抱き締めてやりたいです。
#まだまだトコトンやる

『えんとつ町』のライブ演出の相性が良すぎた件

今日は「ライブエンターテイメントの世界を獲る」というオラオラした話をさせていただくのですが、その前に一つだけ整理・共有しておきたいことがあります。
「『えんとつ町』とライブ演出の相性が“偶然”メチャクチャ良かった」という話です。

これは、そんなに複雑な話じゃなくて…
ライブをしようと思ったら、当然、「照明演出」が必要になってきます。
武道館や幕張メッセのようなデカ箱になってくると、会場の壁や天井を美術セットで埋め尽くすことは物理的に不可能なので、「照明演出」の力が余計に必要になってくる(光は100メートル先の壁にだって色をつけることができる)のですが、空気中(たとえばお客さんの頭の上)に色をのせるには「スモーク(煙)」が必要なんです。

音楽ライブでレーザーが飛び交っている場面を見たことがあると思うのですが、あれにしたって、「スモーク」を焚いていないと、光が綺麗に出ないです。
細かい話をすると、「『スモーク』という壁に光が当たって、空間が光る」んですわ。

そう考えると、照明演出を際立たせるには、なるべく空間にスモークを焚きたいところですが、スモークをたくさん焚くには理由が必要です。
「そもそも、なんで、こんなにスモークだらけなの?」となるので。
そんな中、朝から晩まで煙でモックモクの『えんとつ町』ときました。

「スモークがたくさん焚かれている」が、えんとつ町の日常なので、照明演出の遊びシロだらけ。

これは、後から気づいたことで(偶然の産物です!)、「えんとつ町」と「ライブ空間」の相性がメチャクチャ良かったんです。
以後、お見知りおきを。

世界を獲る

そんな『えんとつ町』を引っさげて、ライブエンターテイメントの世界を獲りにいこうとしているわけですが、今回の『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』で大きな気づきがありました。

これまでは「えんとつ町×ライブ空間」で世界を獲ろうとしていたのですが、よくよく考えてみると、これだと、これを作るのが日本人である必要がありません。
「えんとつ町×ライブ空間」に不足しているのは「日本人のDNA」で、つまり、ここには「日本の歴史」を練り込まないといけない。

というわけで、×盆踊り」でございます。

これまで僕らが作ってきた「えんとつ町×ライブ空間」に今回は「盆踊り」が加わったわけですが、その破壊力たるや。

先日、オンライン配信の編集をしていたのですが、そこに、ライブエンターテイメントの世界ランカーに躍り出る可能性を見ました。
#勘違いなどではありません

「あ。これ、普通に世界を獲れるやつじゃん」と。

『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』は、これからアレやコレやと仕掛けますが、皆さんには是非是非そういう目で見ておいていただけると嬉しいです。
まずは、オンライン配信チケットを「1万枚」売って、収支を黒にのせるところから。

これが上手くいけば、再来年は2DAYSで開催しようかと思っております。
なので、オンライン配信チケットのシェアのご協力を宜しくお願いします。
エンターテイメントの世界も獲りにいきましょう。
現場からは以上です。

 

お知らせ! 幕張メッセで開催された『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』のオンライン配信チケット販売中

幕張メッセのド真ん中に巨大な櫓(やぐら)を建てて、1万3000人が熱狂した“巨大盆踊り大会”。見ておかないと損!
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西野亮廣「夢と金」
撮影:鞍留清隆

 

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お知らせ!『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!

『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
11月06日(月)に福井、
11月07日(火)に大阪、
11月11日(土)に愛知、
11月25日(土)に鹿児島、
11月27日(月)に愛知、
11月29日(水)に沖縄、
11月30日(木)に岐阜、
12月11日(月)で群馬、
12月18日(月)に宮城でそれぞれ『西野亮廣講演会』がございます。
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。
チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。
サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。
会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。
講演会開催情報

よろしくお願いします。

 

西野亮廣氏ポートレイト

西野亮廣Akihiro Nishino
1980年生まれ。芸人・絵本作家。モノクロのペン1本で描いた絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』。完全分業制によるオールカラーの絵本に『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』。小説に『グッド・コマーシャル』。ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』。共著として『バカとつき合うな』。製作総指揮を務めた「映画 えんとつ町のプペル」は、映画デビュー作にして動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たす。そのほか「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門にノミネート、ロッテルダム国際映画祭クロージング作品として上映、第24回上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門へ正式招待されるなど、海外でも注目を集めている。また「えんとつ町のプペル」は、ミュージカルや歌舞伎にもなっている。

●国内最大となる、約4万人の会員数を誇る有料会員制コミュニティー(オンラインサロン)「西野亮廣エンタメ研究所」はこちら
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●最新絵本『みにくいマルコ~えんとつ町に咲いた花~』のご購入はこちら

■連載 『革命のファンファーレ』から『夢と金』とは
猛烈な勢いで仮説・検証・実行・改善を繰り返し、多彩なプロジェクトを成功させてきた西野亮廣さん。20万部突破した『夢と金』の著者でもあり、現代の日本において、ビジネスパーソンがベンチマークすべき人物の筆頭といえる西野さんの“今”をお届けする連載。

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TEXT=西野亮廣

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