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2023.10.13

【西野亮廣】VIP戦略の実践編! 予算回収が難しい短編アニメーションの莫大な制作費。どう回収する⁉―『夢と金』20万部突破の実行力

毎度お騒がせしております。キングコング西野です。(こちらは、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』に投稿した記事を加筆修正したものです)

今日は現在製作中のコマ撮りアニメーション『ボトルジョージ』の進捗状況(および方向性)の共有をさせていただきたいと思います。

【連載  『革命のファンファーレ』から『夢と金』】

第115回 オンラインサロンだから語った秘策―作品のマネタイズに「アートの基本的な価値=認知度-普及度」をどう使う?

 みんな頑張ってます!

現在、トンコハウスさんと、ドワーフさんと、CHIMNEY TOWNがワイワイ集まって、コマ撮りアニメーション『ボトルジョージ』を作っております。

堤監督のキメ細かい指示のもと、キャラクターや背景や演技や光が一つずつ一つずつ作られているわけですが、どれもこれも本当っに美しいんですっ!

ライティングを施してキッチリと作り込んだ絵は、画像の2枚目(パソコンの画像)を見ていただくと分かりやすいと思うのですが、この時点で「ブッたまげた作品になる」と確信しております。

それだけに『デリバリー』も大切で、すんごい作品を頑張って作っても、知られなかったら意味がありません。

そんなこんなで「丁寧に作ったものを、丁寧に届けきる」をモットーに、デリバリーの打ち手を探る日々をおくっております。

『君たちはどう生きるか』で見られた“情報非公開”という離れ技(変化球)を決められるのはスタジオジブリだからで、僕らのようなベンチャーは1にも2にも“知ってもらわないと”始まりません。

変化球を投げるつもりは一切なくて、「使えるものは全て使って、キチンと宣伝する」という“面白味はないが確実な手”を打っていくつもりでおりまして……直近だと、2023年10月28日の『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』に9000人が集まるので、まずはそこで30秒ほどのCMを打とうかなぁと思っております。
(※ドワーフの松本さんが「10月28日にいろいろ間に合わせてよねー!」とスタッフさんを脅してくださっています! 感謝っ!)

大きな予算をかけて作っているものですから、当然、どこかのタイミングで何かを売って、予算を回収しなきゃいけないのですが、今の段階ではまず「知ってもらう」ことが大切です。

「知ってもらわないと、この先の予算回収の手が打てない」といったところかしら。

なので、あの手この手で周知活動を進めるとして……ここからは今、ボンヤリと考えている「ボトルジョージの予算の作り方(なんとなくの方向性)」をお話しします。

たくさん知ってもらって、ちょっとだけ売る

NFTに賭けて「のるか、そるか?」みたいな博打マネタイズはしたくなかったので(「【コマ撮り×NFT】でマネタイズできればラッキー」ぐらいにしておきたかったので)、とっくの昔から『ボトルジョージ』の資金繰りはスタートさせています。

現在、全国各地でおこなっている講演会&交流会がそれ。
#売上は全額ボトルジョージの制作費にブチ込んでいます

「水商売で稼いだお金で作品を作る」という涙無しでは語れない打ち手ですが、一番の安全策であることは間違いなくて、これによって制作費はすでに集まっているので、仮に『ボトルジョージ』の映画チケットが1枚も売れなかったとしても、「スタッフさんにギャランティーが支払われない」ということも、CHIMNEY TOWNが潰れることもありません。

さて。
短編コマ撮りアニメーション『ボトルジョージ』で、どうやってお金を生むのか?
これは大きな大きな問題で、僕が知るかぎり、短編アニメーションにこれだけの予算をかけ、その予算を回収しきった事例はありません。

だからこそ燃えるわけですが、最近は、「そもそも『たくさんの人に買ってもらうには…』という発想が間違ってるんだろうな」という考えでまとまりつつあります。
これは明らかに他のプロジェクトで仕掛けている「VIP戦略」の影響だと思います。

『ボトルジョージ』に関しては、「たくさん知ってもらって、ちょっとだけ売る」が正解な気がしていて、そこで、バンドザウルスの個展でもお世話になった美容室『NORA』さんに「えっと…あの〜、『ボトルジョージ展』をNORAさんでやらせてもらうことって可能だったりしますぅ?」とスリスリしてみました。
【NORA×西野亮廣】

映画チケットをたくさん売って予算を回収するのではなくて、ボトルジョージのアートパネルを世界で100点だけ作って(1点はAKIHIRO NISHINO MUSEUMに展示する)、「アートパネルを販売して、予算を回収する!」と覚悟を決めた方が、まだ未来が見えるなぁ…というのが僕の思考の現在地です。

だからこそ知ってもらわないと意味がない。
アートの基本的な価値は「認知度-普及度」なので。

バンドザウルスに見られる「アートで予算回収」という打ち手は意外と転用できるのかもしれません。

ちょっと試しに一枚作ってみますね(なるべく、デケーやつ)。

完成したモノを見ると、また新しい打ち手が出てきそうな気もするので。
そんなこんなで、「たくさん売るのはやめて、アートの方から攻めてみますわ!」という御報告でした。
やるぞー!
現場からは以上です。

 

お知らせ! 西野亮廣のビジネス書最新刊『夢と金』が大好評で21万部突破! ビジネス書累計が100万部突破!

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西野亮廣「夢と金」
撮影:鞍留清隆

 

お知らせ! 映画館で観る舞台『テイラーバートン』のチケット販売

 たった2日の上演とは思えない豪華な舞台! 配信チケットも1万枚売れたと話題の作品のディレクターズカット版を、西野亮廣と映画館で観られる!
【2023年11月7日(火)パークスシネマ(大阪)】
【2023年12月3日(日)ユナイテッドシネマ アクアシティお台場(東京)】

 

お知らせ! バンドザウルスについて

【バンドザウルスのYouTubeチャンネル登録者数、スタートたちまち1万人突破!】

【バンドザウルス最新インタビュー!】

【バンドザウルスのインタビュー 第1回】
全てが謎に包まれた絶滅系アイドル『バンドザウルス』。ラストシングル『隕石、ダメ、ゼッタイ!』に込めた想いとは?
【バンドザウルスのインタビュー 第2回】
デビュー前に販売した5000円のライブタオルが即完! 未だ楽曲を発表しない絶滅系アイドル『バンドザウルス』の葛藤とは!?
【毎日更新! バンドザウルスのインスタグラム】
【バンドザウルスのNFTの購入サイト】
【バンドザウルスのアパレル『Plus Sustaina』のインスタグラム】

 

お知らせ! 2023年10月28日に、幕張メッセで『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』!

幕張メッセのド真ん中に巨大な櫓(やぐら)を建てて、“盆踊り大会”を開催することに! 今回仕掛けるのは“えんとつ町の盆踊り大会”、イベントタイトルは『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』です。現在、クラウドファンディング実施中。【『バンドザウルス』の公式グッズで、客席をジャングルみたいにしたいっ!】

 

お知らせ! こどもたちに絵本を贈るプロジェクト「『CHIMNEY TOWN GIFT』のNFT」が話題に!

これは「子供施設に絵本を支援したことを証明してくれるNFT」で、NFTの売り上げで絵本を購入して子供施設にプレゼントします。

 

お知らせ! 《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【年間3日×7年分】の貸し切り利用権をゲットするチャンス!

【お問い合わせはコチラから】

 

お知らせ!『西野亮廣講演会』全国各地で続々開催決定!

『西野亮廣講演会』のお知らせです。
下記の都道府県で開催が決まっています。
10月16日(月)に新潟、
10月18日(水)に大阪、
10月22日(日)にオーストラリア、
11月02日(木)に北海道、
11月06日(月)に福井、
11月07日(火)に大阪、
11月11日(土)に愛知、
11月27日(月)に愛知、
11月29日(水)に沖縄、
11月30日(木)に岐阜、
12月11日(月)で群馬、
12月18日(月)に宮城でそれぞれ『西野亮廣講演会』がございます。
私、西野亮廣がマイク一本で1時間半ほど喋る変なイベントです。
チケットをお求めの方は、『西野亮廣全国講演会』で検索してみてください。
サロンメンバーさんが作ってくださったイイ感じのホームページに飛びますので、そちらから。
会場によっては、まだ、チケットを発売してなかったりしますが、そのへんはご容赦ください。
講演会開催情報

よろしくお願いします。

 

西野亮廣氏ポートレイト

西野亮廣Akihiro Nishino
1980年生まれ。芸人・絵本作家。モノクロのペン1本で描いた絵本に『Dr.インクの星空キネマ』『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』『オルゴールワールド』。完全分業制によるオールカラーの絵本に『えんとつ町のプペル』『ほんやのポンチョ』『チックタック~約束の時計台~』。小説に『グッド・コマーシャル』。ビジネス書に『魔法のコンパス』『革命のファンファーレ』『新世界』。共著として『バカとつき合うな』。製作総指揮を務めた「映画 えんとつ町のプペル」は、映画デビュー作にして動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たす。そのほか「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門にノミネート、ロッテルダム国際映画祭クロージング作品として上映、第24回上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門へ正式招待されるなど、海外でも注目を集めている。また「えんとつ町のプペル」は、ミュージカルや歌舞伎にもなっている。

●国内最大となる、約4万人の会員数を誇る有料会員制コミュニティー(オンラインサロン)「西野亮廣エンタメ研究所」はこちら
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TEXT=西野亮廣

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