選ばれし者だけが、足を踏み入れることのできるリゾートがハワイ島にはある。これまでメディアの取材をほとんど受けてこなかったその場所に、ゲーテが特別に入ることを許された。【特集 魂のハワイ】
プライベート空間の完全なる静寂
門を開けると、最初に見えてくるのは広々とした中庭。その先にあるリビングの大きな窓を開ければすぐにプールに飛びこめる。各部屋にバスルームを備える5ベッドルーム、日本円にして約37億円、「カハカイ27」と名のつくこの豪邸は、ハワイ島のプライベートリゾート「コハナイキ」に建つ。
ハワイ島、カイルア・コナ(以下コナ)の海岸沿いには、ゴルフ場やレストラン、バーやスパなどのエンタメ施設をクラブハウスに備えた「プライベートリゾート」が点在する。広大な敷地を有するこれらのリゾートに立ち入ることができるのは、そこにある物件のオーナーとその関係者のみ。そして今、世界のセレブリティたちはこのプライベートリゾートの物件をこぞって購入している。ハイシーズンにはコナの空港は、彼らが乗りつけたプライベートジェットが列をなしているほどだ。
「コナには『フアラライ』『クキオ』『ホクリア』、そして私たちの『コハナイキ』という4つのプライベートリゾートが存在します。あたり一面溶岩大地の中に、突如現れるこのリゾート、その物件オーナーだけしか立ち入れないため、敷地内やゴルフ場で他のゲストとすれ違うことはなかなかありません。だからこそセレブリティたちがこの島に、他にはない圧倒的プライベート感を求めやってくるのです」
そう語るのはコハナイキの副社長チャック・キャリーさん。その言葉どおり、これらのリゾートはメディアの取材をほとんど受けず、共有スペースでもカメラの使用を制限するほどに、プライバシーを守ることを徹底。
物件所有者だけが堪能。超エンタメスペース
182haの広さを誇るコハナイキは2014年から販売がスタートし、現在も開発・販売が続いている。そのクラブハウスは、海を見下ろす25mのプール、サウナ、スパトリートメントルームなどを完備。スパスペースの設備の大きさ、贅沢さはハワイ島のプライベートリゾートならではのスケールだ。
さらにシガーラウンジや、隠し扉を開けて入る秘密のスコッチバー、21席のシアタールームに、ボーリング場などあらゆるエンタテインメント施設を擁する。レストランは現在敷地内にふたつ。海辺のハワイアンレストランでは2週に1回という高頻度でメニューを新しくするなど、オーナーたちの舌を楽しませている。さらにフルーツやハーブを育てるファームまであり、物件オーナーたちは好きなものを好きな時に摘んでいくという。
ゴルフ場はというと、フアラライ山に向かって打つ18ホール、利用者は限られているが、常にメンテナンスされ「ハワイで一番芝の状態がいいコース」と言い切るゴルファーもいるほどだ。
「ここでは、忙しくしている人は誰もいません。広大な土地でありながら人口が少なく、ワイキキを経由してきた方はその静けさに驚かれるでしょう。日々都会で時間に追われるセレブリティは、ここでプライバシーを守りながら、完全なる休息を過ごしています」(キャリーさん)
プライベートリゾートは開発終了までにすべての物件を売り尽くす場合が多く、世界的著名人が購入していると噂のクキオリゾートも販売が終了している。一方でコハナイキは現在開発中で、完成しているのは全体の約35%。今後も新しい設備や物件が登場する予定だ。物件の最低価格は日本円で約7億円から。リゾートの発展をオーナーとして楽しむのも格別だ。
KOHANAIKI/コハナイキ
住所:73-2055 Ala Kohanaiki,Kailua-Kona
※日本語での問い合わせはレイハワイ不動産
mike@dreamhawaiilife.com
※本特集に掲載する価格は2024年4月現在のものであり、変更の可能性があります。
この記事はGOETHE 2024年6月号「総力特集:ボルテージが上がる! 魂のハワイ」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら