TRAVEL

2024.01.09

「ザ・リッツ・カールトン東京」のクラブフロアは“帰りたくなる”癒しのセカンドリビング

「ザ・リッツ・カールトン東京」の最上部に位置する、専用キーでのみアクセスできる特別フロア「ザ・リッツ・カールトン クラブレベル」。かねてより人気のあった当フロアがアップグレードしたとの情報をキャッチ! さっそく滞在してみた。

「ザ・リッツ・カールトン東京」のクラブフロア

絶景と極上のホスピタリティがゲストを迎える

「ザ・リッツ・カールトン東京」の52、53階に位置する「ザ・リッツ・カールトン クラブレベル」は“ホテルの中のホテル”とも呼ばれる。その所以は、クラブフロアに宿泊しているゲスト専用の鍵でしかアクセスできないプライベートな空間であることに加え、最上階にあるクラブラウンジにて、チェックインやチェックアウトの手続きはもちろん、滞在中の細やかな案内や手配などを相談できるコンシェルジュが常駐するなど、パーソナライズされたサービスを受けられるからだ。

今回、このエリアがアップグレードされたのだが、先にお伝えしておくと、ハード面が変わったとか、そういうことではない。「ザ・リッツ・カールトン東京」のクラブフロアでしか体感できない時間をゲストに届けるための“おもてなし”がレベルアップしたのだ。

「ザ・リッツ・カールトン東京」のクラブフロア
クラブラウンジの奥には「ライブラリーラウンジ」が。より静かな時間を過ごせる空間。

東京らしさを感じる1日5回のフードプレゼンテーション

それがもっとも色濃く反映されているのが、クラブラウンジで実施される1日5回のフードプレゼンテーション。これ自体は世界のザ・リッツ・カールトン クラブラウンジで共通で提供されているもので、他とは一線を画すフードメニューや全時間帯で楽しめる豊富なアルコール類にはもともと定評があった。そして、今回のアップグレードにより、ホテルが所在するエリアならではのエッセンス、「ザ・リッツ・カールトン東京」でいえば、東京らしさを感じるドリンクや食事が各回に用意されるようになったのである。

たとえば、チェックイン時のウェルカムドリンクとしてオリジナルの柚子のドリンク、ナイトキャップの時間帯には「季の美」などの国産クラフトジンを使ったカクテル、お昼の軽食タイムには小ぶりのちゃんこ風鍋がシークレットメニューとしてオーダーできるという。

フードプレゼンテーション自体もさすがの充実ぶりで、メインメニュー以外にも、サラダ、チーズ、パン、スイーツ、スナック類がビュッフェ式で豊富に並び(時間帯によって内容は変わる)、ドリンクもクラフトビールからシャンパーニュ、白・赤ワイン、「ザ・リッツ・スプリッツ」といったシグネチャーカクテルやモクテルまでが揃う。下記が5回のフードフレゼンテーションタイムなので、「1杯だけ」という気軽な気持ちで、各時間帯に訪れてみると新しい発見があるかもしれない。

・アフタヌーンティー 14:30~16:30
・ディナー前のオードブル 17:30~19:30
・コーディアル 20:00~22:00
・朝食  7:00~10:30
・軽食 11:30~13:30

ゲストひとりひとりに合わせた“おもてなし”

滞在したのは広さ80平米、ベッドルームとコーナーリビングルームを備える「クラブ エグゼクティブ スイート」。 角部屋のためリビングが2方向の大きな窓に囲まれ、そこから望む都心は絶景そのもの。代々木の国立競技場や西新宿の高層ビル街、雄大な富士山も見えるばかりか、滞在時がちょうどクリスマスシーズンだったこともあり、六本木の煌びやかなライトアップを上から見下ろすこともできる。

そして、今回は幼児を連れての滞在だったのだが、「ザ・リッツ・キッズ・ナイトサファリ」(子供一人につき¥16,500)というアクティビティのおかげで、子供もホテルでの時間を満喫できたので紹介したい。

「ナイトサファリ」がテーマなのだが、リビングに子供専用のテントと、ぬいぐるみのキャンプファイヤー(スモア付き)がセットされ、さらにはぬいぐるみ、色鉛筆、ぬり絵などもあり、一歩も部屋から出たがらないほど心を鷲摑みにされていた。ミニプラネタリウムも備えられていて、夜は電気を消して天井に星を投影して寝っ転がる。こんな本格的な“お部屋でキャンプ”を楽しむ体験は、きっと他ではできないだろう。

これはクラブラウンジでも感じたことだが、「ザ・リッツ・カールトン東京」のクラブフロアの醍醐味は、スタッフによる、ゲストひとりひとりにあった気配りやおもてなしではないだろうか。

滞在中、スタッフによる素敵なイラストや手書きのメッセージカードを何通も受け取ったし、驚くことに、宿泊した部屋のバスタブにはカラフルな絵と「Welcome」の文字まで書かれていた。通常だと子連れでは萎縮してしまうクラブラウンジでも、子供に絵本を読んでくれたり、細やかに声をかけサポートしてくれるスタッフのおかげで、親までもが心穏やかに過ごすことができるのは何事にも変え難い。子供にいたっては、最後にハグをして別れを惜しむほどの懐きようだ。

「ザ・リッツ・カールトン東京」のクラブフロア
スタッフからの手書きのメッセージカード。ひとつひとつ、ゲストに向けた内容を考えて書いてくれていることがわかる。

冒頭に「パーソナライズされたサービス」と書いたが、その言葉に心から納得することができる。家族、パートナー、もちろんひとりでの滞在であっても、その人その人にとっての究極の心地よさが「ザ・リッツ・カールトン東京」のクラブフロアにはある。それはまさしく、「セカンドリビング」のような場所と言えるだろう。

ザ・リッツ・カールトン東京
住所:東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン内
TEL:03-3423-8000
料金:¥170,000〜(クラブレベル、サービス料込)

TEXT=岡村彩加(ゲーテ編集部)

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