2023年6月1日(木)、山梨県河口湖エリアにあるホテルが誕生する。その名も「abrAsus house Fuji」。目の前にどーんと富士山がそびえる絶景をすべての部屋から堪能でき、アートな風呂、ロウリュサウナまでをも備える贅沢空間を1日1組限定で楽しめるという。そこにあるのは、最上級の休日に他ならない。
愛犬も子供も走りまわる、367㎡の庭付き別荘ホテル
東京都内からクルマで約90分。田園のなかに佇む1日1組限定の別荘ホテル「abrAsus house Fuji」に到着すると、広々とした庭の先に富士山の雄大な姿がそびえる風景に歓声が上がる。この絶景を完全に独占できるとは、もうそれだけで、このステイが最高のものになるという予感しかない。犬や子供でなくとも、裸足で駆け回りたくなる爽快さだ。
暖炉を備えるオープンリビングから屋内に入るとキッチンエリアが広がるが、そこからも、まるで額縁に入れられたような富士山が見える。聞けば、すべての部屋から富士山を美しく望むことができるようデザインされているそうだ。
ハイライトはアートな風呂とロウリュサウナ
と、のっけから絶景に心を掴まれたワケだが、しかし、最上級の休日を過ごすためには、それだけでは不十分。この「abrAsus house Fuji」のハイライトは、館内にこそあるのだ。
それが、ロウリュサウナと2つの浴槽が直結するバスルーム。
日本全国のサウナ施設をプロデュースを手掛ける「ととのえ親方(TTNE)」とコラボレーションしたサウナルームは焼杉を採用したシックな空間。フィンランドの老舗サウナストーブ「HARVIA(ハルビア)」を取り入れ、最高110℃まで自由に設定できる。
そして水風呂は、富士山に降った雨や雪解け水が20年以上かけて浄化された天然の地下水。お好みで同じく地下水でできた氷を入れてキンキンに冷やすこともできる。もちろん、オープンリビングや庭で外気浴も可能。完全貸切なので、サウナでも外気浴でも、自由に手足を伸ばして寝っ転がることができるから、身体のみならず、心までもととのえることができる。
ちなみに、水風呂と、その横に備えられた浴槽は、お風呂の縁が青と赤のLEDライトで彩られていて、その上には防水ミラーボールがまわる仕掛け。なんともアートな空間になっているのだ。寝転がれるロフトも設けられていて、窓からは動く雲や星空を堪能できる。
趣向を凝らしたベッドルームが快眠へと誘う
ベッドルームは、4名用と2名用の2つがあり、誰と、何人で来るかによって使い分けられるのはありがたい。しかも、アーティスト新田想(あらたそう)氏とコラボレーションし、2室それぞれ趣向が違う仕掛けが施されている。
4名用の寝室の壁には、富士山の「水の恵み」をイメージした壁面アートを設置。電気を消すと、ブラックライトで滝の絵が浮かび上がり、幻想的な空間になる。そしてベッドは、自然な寝返りを促すフランスベッド社製。
2名の寝室は、「富士山の乾いた岩肌」をイメージし、白い岩石で立体感のある壁面に仕上げられている。ベッドは硬さのなかにしなやかさがある日本ベッド社製。
アートで選ぶか、ベッドで選ぶか。皆で話し合って決めるのも、また楽しい。
下準備済みの食材を自らの手で仕上げる
「abrAsus house Fuji」は完全プライベート空間なので、スタッフは常駐していない。さて、ディナーはどうするのか? その答えは、キッチンの冷蔵庫の中にあった。
誰でも簡単に、好きな時間に作れる「プリペアードスタイル」の食事ということで、冷蔵庫内には、下準備済みのすべての食材が用意されている。それを、手順通りに鍋やホットクックに放り込むだけ、はたまた、溶岩の板で焼くだけで、立派なディナーが完成してしまうのだ。メニューは六本木ヒルズ・西麻布に店を構える「豚組(ぶたぐみ)」とコラボレーションしているので、味も申し分無し。使い終わった食器は、専用のカゴに入れておけばOK。
そのほか、アメニティ、パジャマはもちろん、乾燥機付き洗濯機、充実のゲーム類や子供たちの遊び道具、最先端の美容家電も揃っていて至れり尽くせり。「abrAsus house Fuji」は何度訪れても、その都度、違う楽しみ方ができそうだ。都内から気軽に訪れ、最上級の休日を過ごす“MY 別荘”とするには、最適な存在かもしれない。
abrAsus house Fuji (アブラサス ハウス 富士河口湖)
住所:山梨県南都留郡鳴沢村字飯塚1708-1
料金:1泊2日 2名様 ¥89,000~(食事込)/¥58,500〜(食材持込プラン)
※宿泊料金は時期によって変動あり