2020年1月に沖縄・国際通りのど真ん中にオープンしてから、着実にファンを獲得している「ホテル コレクティブ」。ワーケーションにぴったりのホテルをさらに賢く利用する方法とは？ サウナーも、美食家も満足の理由に迫る【前編はこちら！】
「ジュニアスイート」。青を基調とした67平米の客室には、ソファと65インチのテレビのあるリビングルームが。ベッドルームには、琉球畳を使用した和の空間もあり落ち着く雰囲気。ベッドはシモンズ社製。
住むように暮らすロングステイプラン
【前編】では食の宝庫であり、交通アクセスにもすぐれ、サウナーも喜ぶ充実の施設があるなど、その選ばれる魅力に迫った。つまりお籠りに最適なのが「ホテル コレクティブ」とも言える。
コロナ禍において浸透しつつあるワーケーション。在宅勤務から環境を変化させることは業務の生産性、心身の健康にポジティブな効果をもたらすことがわかってきた。ある例ではリゾートでワーケーション中の仕事の生産性が約20%アップし、終了後も効果が5日間も持続していたほか、心身のストレス反応も約37%軽減したという実証結果が出たという。（参考文献はこちら）
ここ「ホテル コレクティブ」でも7泊から30泊までのロングステプランが特別価格かつ、特別な特典がついて誕生したので利用したい。
ロングステイプラン
・毎朝食（ランチビュッフェへの変更可）
・4階「バー&ラウンジ ディベルティード」にて1ドリンク＋おつまみサービス
・3日に1回の客室清掃
・フィットネスルーム、サウナ&バスルーム、屋外プールの利用
・駐車場 1台無料
・料金：7泊から19泊までだと87,500〜237,500円、20泊から29泊まで240,000円〜348,000円(すべて１室1名利用、税・サ込み)
部屋の上質感が滞在の満足度を高める
ワーケーションといってもただ、いつもと違う場所で、部屋にデスクがあるだけでは何の気分転換にもならない。「ホテル コレクティブ」の全260室ある客室は、60インチ以上のテレビを設置し、全て30平米以上のゆったりとした空間が広がる。冷蔵庫を開けると、サービスでオリオンビールが入っているのも旅の気分が高まる。
ホテルオーナーの並々ならぬこだわりとセンスで、内装やインテリアは上質な造り。外の音があまり聞こえず、集中力が高まる。デスク周りなど至るところに曲面を取り入れたデザインを施している点も部屋の温かみを増している。
部屋は「スーペリアツイン（30平米）」「デラックスツイン（33平米〜35平米）」「プレミアムツイン（30平米）」「ジュニアスイート（67平米）」「プレジデンシャルスイート（161平米）」の計5タイプ。ジュニアスイート・プレミアムツインに宿泊する人のみ利用できるのがホテル最上階の「エグゼクティブラウンジ」。屋内35席、テラス14席で、那覇市街を眺めながら朝食、ティータイム、カクテルタイムを楽しめる。
ゲーテのお薦めの客室は、リビングとベッドルームに分かれ、琉球畳のスペースもある「ジュニアスイート」。仕事に疲れたらベッドもいいが、琉球畳の上に大の字で寝転がりたい。
部屋が見えるビューバスタイプで、レインシャワーも完備。TVーAUDIOがついているので、ベッドルームにも設置されている65インチのテレビをお風呂に入りながらゆったり鑑賞。
アメニティは日本初上陸の「AD VITAM」。香りやそのテクスチャーから、購入希望者も多いんだとか。
部屋のスイッチがまとまっているのでかなり便利。スピーカーはBose。
琉球ガラスを使った特注のランプと、小物をかけられるお洒落なアクセサリースタンド。
沖縄を愛するホテルオーナーが自ら撮影をした沖縄の地元の方々や風景の写真が客室や館内に飾られているのでチェックしてみて。
ホテル最上階に位置する「エグゼクティブラウンジ」では、朝食、ティータイム、カクテルタイムの合計3回フードプレゼンテーションがある。他にも、ここを利用できれば朝刊サービスやターンダウンサービスの特典もある。※緊急事態宣言及びまん延防止期間中は、サービス内容や営業形態、営業時間を変更している場合があります。直接、ホテルへお問い合わせください。
沖縄で古くから続く紅型（模様染め）のアートがホテル館内に飾られる。こちらは、主に王族だけに許された模様、構成、色の紅型。
フルスペックホテルならでは！ 気分転換もすぐにできる
仕事がひと段落したら訪れて欲しいのが、バー&ラウンジ「ディベルティード」へ。隠れ家のような内装と、美味しいカクテルが評判で、地元の人も多く訪れるという。
バーテンダーによる旬のフルーツを使ったオリジナルカクテルや、丸氷を入れた国産ウイスキーなど、本格的なドリンクを飲めるのもここならでは。
現在、15時から20時までビール、カクテル、泡盛、焼酎、日本酒、スタンダードウイスキーなど、60種類以上のメニューが表示価格より50%OFFで頼めるというから、存分にトワイライトタイムを楽しみたい。
琉球ガラスを使ったバーカウンターはなんとも幻想的。
まるで隠れ家のようなバーの個室。
国際通りならでは。のんびり散策で一点ものに出合う
ロングステイプランならば、いくらホテルの食事が充実していると言っても、他のものもちょこちょこと食べたくなるというもの。リゾートのロングステイで悩む点でもある。
「ホテル コレクティブ」ならば、ホテルから一歩外に出れば、賑やかな国際通りに位置することも最大限に生かしたい。2015年にオープンした屋台村「島酒と肴（しまぁとあて）」もホテルから5分程度で行けたり、商店街の中も散歩感覚で行ける好立地。日替わりで食べ歩きもいい。
またホテルにもアート作品として飾られているが、沖縄文化を感じる紅型や、沖縄の家庭で今も日常的に使われている茶碗や平皿などの陶器「やちむん」にもホテルのすぐ近くで出合えるのも嬉しい点。若手の作家が増え、昔ながらの技法を取り入れながらも、現代的な要素を入れたお洒落なアイテムは、自宅用はもちろん、お土産としても喜ばれるだろう。
「壺屋やちむん通り」にあるお洒落な工芸品のセレクトショップ「ヤッチとムーン」。色とりどりの器やカップなど、みているだけでも楽しい。自分用にもお土産にも最適！
「壺屋やちむん通り」にはやちむんを使った植木鉢も。地元の人との交流や沖縄の文化を感じられる場所がたくさん。
世界屈指の海の透明度を誇る慶良間諸島にも日帰りできる
仕事がひと段落したら、やっぱり沖縄らしい美しく青い海をみたい！ そんな時は沖縄本島から西に約40kmにある島々の集まりがある「慶良間諸島」へ。海の美しさから「ケラマブルー」という通称で親しまれ、世界中の旅行者やダイバーを魅了している場所。
「ホテル コレクティブ」からフェリー乗り場まではホテルから車で約5分！ 道中70分〜120分で到着できるので日帰りが可能だ。天気のいい日を選んでゆったりと遊びに行けるのも、ワーケーションで長い期間いるからこそ。
写真：小早川渉/アフロ
番外編！ 那覇市最大級の広さを誇る客室に専用ドライサウナ&スチームサウナが
最後に、最上階13階に位置し、161平米の客室「プレジデンシャルスイート」をご紹介したい。那覇市内を一望できる景色にしばらく見入ってしまうほど。基本的には全客室の家具は全て特注品で、台湾人オーナーが集めたアートも至る所に展示されている。リビングには大型スクリーンが設置されているので、ビジネスの商談の場にするもよし、仲間と映画鑑賞をするもよし、使い方は自由自在だ。
書斎を挟んで、リビングとは逆側にはベッドルームがあるのでまた違った眺望も楽しめる。特筆すべきは、バスルームに設置されているジャグジーと、サウナ、スチームサウナ！ 「サウナ&バスルーム」以外でサウナとスチームサウナを存分に楽しめるのはこの部屋だけ。また、同フロアにはエグゼクティブラウンジがあるので、このフロアだけでも十分に充実した時間を過ごせるのではないだろうか。※ご予約に関するお問い合わせは、直接、ホテルまでご連絡ください。
広々としたリビングには大型スクリーンが完備。カーテンを開ければ、那覇市内を一望できる。
ドライサウナ、スチームサウナ、そしてジャグジーが室内に完備されているので、心置きなく整える。
国際通りのど真ん中に位置する「ホテル コレクティブ」は、ホッピングの終着地点にも、ワーケーショーンの目的地にもなりえる魅力に満ちたホテルだった。コロナの終息を願いながら、自粛後、そんな使い方を試してみてほしい。沖縄の人、文化、食に癒されに旅へ出たい。
ちょうどいい距離感を保ちながらもとても気さくなスタッフの皆さん。地元のことを聞いたりコミュニケーションをとれば、より旅の醍醐味を味わえるはず。
サウナーも、美食家も満足の理由に迫る【前編はこちら！】
ホテル コレクティブ
住所：沖縄県那覇市松尾2-5-7
TEL：098-860-8366
アクセス：ゆいレール「県庁前駅」より徒歩約７分、空港から車で約15分
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