TRAVEL

2021.07.01

沖縄を愉しみ尽くすホテル選びの隠し玉! 国際通りの「ホテル コレクティブ」利用術

2020年1月に沖縄・国際通りのど真ん中にオープンした「ホテル コレクティブ」は、コロナ禍という逆風の中でも、着実にスタッフの教育やサービスの充実に取り組み、万全の体制を整えている。サウナーも、美食家も訪れるべきホテルの美味しい理由に迫る。お部屋、地元の人も集うお洒落な本格バー、周辺の観光情報などについては【後編】にて。

ドイツの芸術家、Lageman Rainer氏によるハートのオブジェ。ホテルの心臓部の象徴でもあるが、その可愛さから、フォトスポットにもなっている。

目印は国際通りのハートのオブジェ

沖縄に行くならリゾートでエメラルドグリーンの海を眺めながらのんびり過ごしたい。だが、数日もすると沖縄の繁華街も恋しい。多彩な飲食店を梯子したり、沖縄の地元の人たちとも交流したい。そんな人にこそお薦めしたいのが離島を楽しんだ後に訪れる「ホテル コレクティブ」だ。場所は、国際通りのど真ん中に位置し、空港まで車で15分の好立地。地上13階、地下1階、260室を備える、本格的なフルスペックシティホテル。ホッピングの終着地点にすべきホテルといえる理由は各所に散りばめられている。

一歩ホテルの中に入れば、国際通りに居ることを忘れてしまいそうなほどの落ち着いた上質な雰囲気だが、外は那覇市のメインストリート国際通り。レストラン、雑貨店、お土産店など多くの店が軒を連ね、沖縄民謡が心地よく耳に聴こえてくる。そんなギャップがまた楽しい。

ロビー

ロビーは4つのエレメント、火、地、水、風をテーマにしており、異なる雰囲気を楽しめる。世界中から集めた家具も見どころ。

ロビーから2階への階段に飾られている、美しいシャンデリア。

シャンデリアより

オーストリアから直輸入したスワロフスキーを使用したシャンデリアはよく見ると蝶がモチーフになっている。

国際通りのど真ん中でサウナとプール三昧

日々サウナの穴場情報を求めるサウナーに朗報だ。ホテル3階の「サウナ&バスルーム」には、温度管理された水風呂を備え、広めのドライサウナとスチームサウナが完備されている。清潔感あるロッカールームにはウォーターサーバーがあって水分補給もでき、朝何セットかしてから遊びに行くもよし、仕事するもよし。床は琉球畳で心地よく、国際通りの“整いの新名所”と呼んでもいいのではないだろうか。

サウナ

男女ともにドライサウナとスチームサウナ、水風呂、湯船、レインシャワーが備わる。

水風呂

サウナの主役とも言われる水風呂と湯船が並ぶ。

ロッカールーム

床は琉球畳でサウナの合間に休憩するのも快適。

国際通りのど真ん中に位置する、開放的なプール。夜はライトアップされ、幻想的な雰囲気に。

4階には25mの長さのアウトドアプールが開放感を感じさせる。キッズプールやジャグジーも備え、プールサイドのチェアに横たわるとここが国際通りのど真ん中ということを忘れてしまうほど。ここでのんびり読書するもよし、ぼーっと日焼けするもよし。

プールで泳ぐのもいいけれど、外せないのはプールサイドテラスで毎日15時から20時まで開催されているプールサイドビアガーデン(フリードリンク120分¥2,500/名 ※税・サ込み)! プールを横目に、青空を臨み、ゴクゴクと飲むオリオンビールは格別。他にも、シークァーサーやパッションフルーツのチューハイ、カクテルや泡盛まで種類も豊富に揃う。(※現状はクローズ。酒類の提供を休止しています。緊急事態宣言・まん延防止適用期間はサービス内容や営業時間の変更をしている場合があります。利用される前に、ホテルへお問い合わせください)

別料金のフードメニューはホテルシェフこだわりの品々で「黒豚スペアリブのスパイシーソース焼き」や「烏賊ピリ辛炒め」など暑い沖縄で食欲がそそるものばかり。夕刻の風を感じながらがお薦め。

ビアガーデンメニュー

フードメニューは幅広く、マルゲリータやだし巻き玉子、ガーリックシュリンプなど16種類ほど。プールサイドの開放感と合間ってお酒が進む。

泡盛マイスター

泡盛、日本酒のマイスターであり、ソムリエでもある島袋さんにお酒のことを質問して交流すると、新たな発見があるのでぜひ。

食好きにこそ訪れてほしいホテル

ビアガーデンでもその片鱗が見え隠れしていたが、「ホテル コレクティブ」の大きな楽しみは何といっても食にある。朝昼はビュッフェスタイルの「オールデイダイニング」が大きな楽しみに。ライブ感のあるオープンキッチンが圧巻で、全長10mはあろうカウンターには、ラフテーつきの沖縄そばやジーマミー豆腐などの沖縄料理をはじめ、シェフが目の前で作ってくれる卵料理3種(目玉焼き、エッグベネディクト、オムレツ)といった洋食やおかゆや焼き魚などの和食までずらっと並ぶ。

実は、ランチは地元の人が並ぶほどの人気ぶりで、開店待ちの列ができることも。目玉はその場で料理人が揚げてくれるサクサクの天ぷらやローストビーフ。今後、夜はホテルシェフならではの本格琉球料理も提供予定だ。

ブッフェカウンター

ライブ感のあるオープンキッチンで料理人たちとのコミュニケーションも取れるのも、ホテルコ レクティブならでは。

豚しゃぶ

「豚しゃぶしゃぶ」はその場でしゃぶしゃぶして、熱々を提供。

寿司

その都度握ってくれる「握り寿司」。シャリ小もオーダーすれば、笑顔で対応してくれた。

天ぷら

熱々、サクサクの天ぷらは塩か天つゆで。

パスタ

チーズボウルを生削りしてチーズをトッピング。思わずたくさんかけてしまってもOK。

そして滞在中、一度は必ず訪れて欲しいのが「中国料理レストラン 居易園」。オーナーの出身が台湾ということもあり、本格中国料理や紹興酒まで豊富なラインナップに舌を巻く。

テーブル席は88席(※現在、コロナ対策で66席に変更)と広く、円卓を囲む個室もあるので、プライベートはもちろん接待にも使いやすい。男女ともに人気なのは「飲茶 de ナイト」(大人4,600円/小学生2,300円 ※税・サ込み)。海老蒸し餃子や餅米の焼売といった蒸し物から、酢豚などの炒め物、手羽先のオーブン焼きなど多彩なメニューを揃える。

中華内観

中華の世界観をスタイリッシュに表現。

飲茶

点心は台湾のシェフによるもの。人気は飲茶の食べ放題「飲茶 de ナイト」(大人4,600円/小学生2,300円 ※税・サ込み)。

海老揚げ

手前から「ズワイ蟹爪の揚げ物 スイートチリソース添え1個」¥1,580、「ホタテのウニ・蟹肉入りあんかけ」¥1,580〜、「海鮮三種と野菜炒め」¥1,580〜。アラカルトが非常に豊富なので数人で訪れたい。2名からオーダーできるカジュアルコース「選ん de チャイナ」(4,600円 ※税・サ込み)なら、前菜とデザート以外のスープ、点心、メイン料理、麺・飯を各種人気メニューからセレクトできる。

パリパリチキン

名物「ローストチキン パリパリ焼き」を入った前菜。

実は、ここホテル コレクティブの日本料理料理長である上原功氏は、日本には69人しかいないという琉球料理伝承人のひとり。今後、世界中のグルマンを満足させるべく、本格的な「琉球料理」を構想中だ。試食をさせてもらったのは、味噌とあえた刺身、丁寧に下ごしらえをしたラフテー、自家製の豆腐ようや島らっきょうの天ぷらなど、まるで懐石料理のような沖縄料理の数々。

伝統的な料理でありながら、日本料理の技法が用いられ、繊細でクセになる味わいだった。「ホテル コレクティブ」はオリジナルの沖縄の食を体感できるうえ、長期滞在にも適した多彩な食事を楽しめる食の宝庫だった。

琉球料理

琉球料理のコースの一例。

お部屋、地元の人も集うお洒落な本格バー、周辺の観光情報などについては【後編】にて。

ホテル コレクティブ
住所:沖縄県那覇市松尾2-5-7
TEL:098-860-8366
アクセス:ゆいレール「県庁前駅」より徒歩約7分、空港から車で約15分
詳しくはこちら

TEXT=谷内田美香(ゲーテ編集部)

PHOTOGRAPH=HIRO MATSUI

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