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2026.01.26

大河ドラマ『豊臣兄弟!』の秀吉はMonkey?Ape? 英語で知る「猿」のニュアンス

英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第337回。

英語力ゼロレッスン 第337回“monkey”
Illustration=Norio

「ふざける」Monkey、「真似する」Ape… イディオムで見る使い分け

NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』にハマっています。

これまでたくさんの俳優さんが秀吉を演じてきましたが、私のなかでは長いこと秀吉=竹中直人さんのイメージで固定、今年は池松壮亮さんだと聞いてもピンときていませんでした。

しかし、池松さん演じる藤吉郎が、信長の前で猿の真似をするシーンでは、本物の猿のように身軽に動くその身体能力の高さに驚愕、さらに、撃たれたふりをして信長に「猿芝居でござる」と笑うシーンは鳥肌モノでした。

竹中直人さんのイメージを更新するのかどうか、楽しみであると同時に「猿」って英語ではどういうふうに使われる言葉なのか、ちょっと気になって調べてみたところ、こんなイディオムを発見しました。

monkey around=ふざける、遊びまわる、真面目にやらない

こんなふうに使えるみたいです。

Stop monkeying around and get back to work.
(ふざけてないで仕事に戻りなさい)

猿がキャーキャー動き回っている感じを「ふざけている」と表現しているのでしょう。

小さい子供や、若い人たちを注意する時に使えるのかもしれません。

ほかにはこんなものがありました。

ape someone=猿真似

monkeyではなくてapeで「猿真似」は表現されるそうで、こんな風に使うそうです。

He’s just aping his boss.
(上司の真似ばっかりしてる)

ただ「真似をしている」よりも「猿真似をしている」という方が、日本語でも英語でも皮肉めいていて、バカにしている感じがあるみたいです。

さらに、「ゴリラ」にしてみるとこんなフレーズもありました

to gorilla someone=威圧する、乱暴に扱う

They tried to gorilla him into signing the contract.
(力で契約させようとした)

monkeyだと「落ち着きがない」、apeだと「未熟な、下手くそな」、gorillaだと「力で威圧」というイメージでしょうか。

猿っぽくて落ち着きがなく未熟な人は、なんとなく敬遠されますが、それでもものすごく嫌われているとか憎まれているとか、そんなことはない気がします。あえてバカにされながらも、派手に動き回って、したたかに地位を築いていった猿、秀吉を今年の大河ドラマではどんなふうに見ることができるのか、2026年の新たな楽しみです。

TEXT=MOMOKO YASUI

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