1974年、アメリカで創業された自転車ブランド「スペシャライズド」。「ツール・ド・フランス」などの欧州トップレースでも結果を出す、世界でもトップクラスのサイクルブランドだ。
Tarmac（ターマック）はスペシャライズドの最速ライドを実現するモデル。20年以上の開発を重ね、今回で第8世代となった。一流選手が何度も試乗を繰り返し、空力性能、軽さ、乗り心地に優れる1台に仕上がった。6.66kg（56サイズ）。¥1,793,000
スペシャライズドが提案する3 ICONS。求めるのは自由か、挑戦か、勝利か
今、同社が提案している「3 ICONS」というコンセプトが興味深い。「自由」「挑戦」「勝利」という3つの概念を提示。そのなかからユーザーに好みの自転車を選んでほしいという。その違いを体感すべく、山中湖で開催された試乗会に参加した。
ひとつめは自由がコンセプトの「エートス」。関係者曰く「軽さを追求したバイクで、レースにはフォーカスしていないんです。カスタムがしやすく、ロードバイクをより楽しんでほしい」とのこと。確かに軽く、ふわふわっとした乗り心地が新鮮だった。
ふたつめは挑戦を謳った「ルーベ」。衝撃の吸収に優れる機能を搭載していて、さまざまな路面に対応する特殊なバイク。例えば、ちょっとコブに乗り上げてしまっても、その後、すぐにペダリングのリズムを取り戻せる感覚が得られた。
最後は勝利がテーマの「ターマック」だ。上の写真の自転車で、いわゆるトップライダーが乗る最速モデル。ストレート、コーナー、坂道でもずば抜けた加速を体感できた。とてもスリリングで読者にぜひ体感してもらいたい1台だ。
同社の開発コンセプトは「Innovate or Die（革新を、さもなくば死を）」。常に進化と研究を重ねるロードバイクは跨る価値があるものだった。
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スペシャライズド www.specialized.com/jp/ja
