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2023.11.11

世界中のエグゼクティブが集う、ドバイ屈指の社交クラブに潜入

歴史ある名門クラブの伝統を守りつつ、ドバイならではの多国籍コミュニティを形成。新しいビジネス、アート、カルチャーはここから生まれる。【特集 熱狂都市・ドバイ】

ジ・アーツ・クラブ ドバイのバー
クラブには7つのバーがあり、世界中のお酒とカクテルが揃う。日本の「山崎」「竹鶴」などの、ウイスキーも人気を集めている。

ロンドンの伝統を受け継ぐ、ラグジュアリーコミュニティ

英国の豊かな芸術や科学、文学を称えるため、1863年に小説家チャールズ・ディケンズらによってロンドンに設立されたプライベートクラブ「ジ・アーツ・クラブ」。長い歴史と伝統を持つ名門クラブが2020年、ドバイに初の海外拠点を開設した。

ドバイを選んだ理由について、グループCEOのアジャズ・シェイク氏はこう話す。

「ドバイは世界を結ぶゲートウェイとして急速な進化を遂げ、野心を持ったビジネスエグゼクティブが続々と集まってきています。ですので、私たちが次なる拠点にドバイを選ぶことは当然の決断だったといえるでしょう。コロナ禍にオープンしたにもかかわらず、会員数は着実に増え、それは今も変わりません。起業家や、アーティスト、クリエイター、慈善活動家など、実に幅広いジャンルの方々がメンバーに名を連ねています」

6万5000㎡の広さを持つクラブは名門ならではの厳格さ、重厚感がありながらも、フロアのいたるところには国際的に著名な作家や中東出身の現代アーティストの作品も多く飾られている。

現代アートが飾られたジ・アーツ・クラブ ドバイ内
ダニエル・リヒターの作品(写真正面の2点)をはじめ、随所に現代アートを配置。新進アーティストの個展が開催されることもある。

大小さまざまな部屋やラウンジ、ヨーロピアンやイタリアン、日系料理のレストランを備え、最高級シガーを備えたシガーラウンジも。会員限定の食イベントやアーティストによるライヴも定期的に実施され、メンバー同士がさまざまな交流を行い、互いの感性を刺激し合うことのできる環境を提供している。また、会員になればロンドンとドバイ両方のクラブが利用可能な点も、大きな魅力だろう。

「外食文化が盛んなドバイでは、自身が所属する社交クラブの存在は極めて重要なんです」

朝食ミーティングから日中の仕事、そして会食が終わるその時まで。仕事場でも家庭でもない「ジ・アーツ・クラブ ドバイ」のようなサードプレイスが、きっと人生を豊かなものにしてくれるだろう。

アジャズ・シェイク氏
ロンドンとドバイのふたつのクラブでCEOを務める、アジャズ・シェイク氏。「まだ少ないですが、日本人の会員様もいますよ」

Become a Member
会員は正会員、セカンド会員(夫婦会員)、30歳未満会員、インターナショナル会員の4種類。正会員は入会金、年会費ともにAED15,750。申込後、審査を経て会員に登録される。日本など外国の居住者も入会可能だ。

1ディルハム(AED)=約¥40 ※2023年10月11日現在

The Arts Club Dubai/ジ・アーツ・クラブ ドバイ
住所:The Arts Club Dubai ICD Brookfield Place-DIFC
TEL:4-350-6506
営業時間:8:00~26:00、金曜~27:00、土曜10:00~27:00、日曜~26:00
定休日:無休

【特集 熱狂都市・ドバイ】

この記事はGOETHE2023年12月号「総力特集: ヒト・モノ・カネが集まるドバイ」に掲載。▶︎▶︎購入はこちら

TEXT=川岸徹

PHOTOGRAPH=五月女幸希

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