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2023.11.06

「値段は、腕と足!?」素敵な腕時計の英語コメント、“cost an arm and a leg”の意味って?

35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者のお話、第221回。連載【英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」】とは

Illustration=Norio

欲しい!高い!買えない! をちょっとスマートに英語で言ってみたい

メンズ・レディス問わず、綺麗な腕時計やジュエリーの写真を見るのが好きなので、SNSでよく検索しています。先日素敵な時計の写真を見つけたので、クリックしてみたら、以下のようなコメントがついていました。

This watch may look great, but it costs an arm and a leg.

「この時計は素敵に見えるね」という前半の文章は理解できました。しかし後半は直訳すると「この値段は、腕1本と足1本だ」となって意味がわかりません。

調べてみたらこういうことでした。

cost an arm and a leg=値段がものすごく高い

「腕を1本と足を1本、差し出さないといけないくらいの高いコスト」という意味になり、ほぼほぼ「払えない」状態の時に使う表現だそうです。

いくら素敵な腕時計でも、足と腕を1本ずつもっていかれるなら、誰も買わないでしょう。「ありえないくらい高い」という感じでしょうか。

この語源には諸説あり、ひとつは第二次世界大戦の後、多くの帰還兵が腕や足を失っていて「この戦争の代償は、兵士の腕と足だった」と表現したことから派生したというもの。もうひとつが、写真がなかった時代、肖像画を描いてもらう際、顔だけだと安くなり、足や腕を描く全身画だと画家に払う金額が高くなる、ということからきているということ。

全身を描いてもらう場合でも、足をカーテンで隠したり、手を後ろに組んで隠すと安くなる、ということもあったみたいです。

各国での「ありえないくらい高い」の表現法

実はこういう表現は、世界中にあるようで、フランス語では「目玉で支払わないといけないくらい高い」、ブルガリアでは「両親で支払わないといけないくらい高い」というふうに、「ありえないくらい高い」ということを表現するようです。英語もままならないのに、フランス語とブルガリア語が私にわかるわけもありませんが、ブルガリアの「両親で支払う」が今のところ1番高額な印象を与えるなと思いました。

日本語だと正直に、「逆立ちしたって払えない」と言いますから、欧米ならではの表現なのでしょうか。

ケンブリッジの英英辞典では、こういう例文がありました。

I'd love to buy a Porsche, but they cost an arm and a leg.(ポルシェが欲しいけど、とんでもなく高い)

辞書なのに、「ポルシェ」と堂々とメーカー名を出していることに驚きましたが、とてもわかりやすいです。

SNSで普段見ている時計やジュエリーは、私にとってただ見ているだけのもの、決して買える金額ではありません。もし買ったとしても、借金してとか、実家を売り払ってとか、そういうことになると思うので、実質「腕と足をもがれた」くらいの犠牲を伴うと思います。

世の中には、欲しくても高くて買えないものがたくさんありますので、“cost an arm and a leg”というフレーズ、すごく使える気がします。

連載【英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」】とは……
35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者による英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」。「その英語力でよく来たね(笑)」と笑われて2年後、英語力未だ0.5であえなく帰国。だけど日本にいたって、きっともっと英語は覚えられる! 下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。

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英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」

35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者による英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」。「その英語力でよく来たね(笑)」と笑われて2年後、英語力未だ0.5であえなく帰国。だけど日本にいたって、きっともっと英語は覚えられる! 下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。

TEXT=MOMOKO YASUI

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