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2021.03.18

”Fuck”の代わりに使えるスラングとは【英語力ゼロレッスン】

35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者。「その英語力でよく来たね(笑)」と笑われて2年後、英語力未だ0.5であえなく帰国。だけど日本にいたって、きっともっと英語は覚えられる! 下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。英語力ゼロレッスン「人のEnglishを笑うな」第88回!

Bloody hell!

YouTubeでこの週末も、飽きずにイギリスのオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」を見ていました。そのうちに、審査員がしょっちゅう言うこの言葉が気になってきました。

Bloody hell!

直訳すれば、血みどろの地獄。どういうことなのかよくわかりませんが、審査員は、オーディションの参加者を褒める時もけなす時も使います。主にものすごくよかった時と、ものすごく悪かった時です。

Bloody hell=強い怒りや驚きを示すスラング表現

だそうで、最悪のパフォーマンスを見た時は「なんだこれ、クソ最悪」、あまりにも良すぎた場合にも「クッソすごい」と驚きを込めていうこともあるようです。日本語で言うと「マジ、超ヤバイんですけど」がネガティブな意味にもポジティブな意味にもなるのと同じ現象でしょう。

そういえば、イギリスにいた時もこんな風に日常でもかなり聞いた言葉でした。

What the bloody hell! I’ve lost my wallet!
(なんてこった、財布なくした!)

Bloody hell! That’s disgusting!
(クソだよ、あれは本当に不味いぞ!)

イギリス英語で主に使われる表現のようです。アメリカ英語で言う “fuck”に近い意味もあるのかもしれません。そういえば、映画『ハリー・ポッター』でも何度もこの“Bloody hell”が出てきていました。

質問文でも、以下のように、質問を強調したい時に使われることがあるそうです。

What the bloody hell are you doing here ?

会うはずのない場所でばったり会ってしまった相手に「マジで、ほんと、こんなとこで何してんの!?」と驚きと、もしかしたら怒りを込めて言っているような状況でしょう。

私は語彙が少ないため、驚きを示す時は“Oh my got”を連発するか、奇声を発する、変顔をするなど言語で伝えることすら諦めてしまいがちです。ここで覚えた新しい驚きの表現、もしパブなどの砕けた場所で、すごく驚くことがもしあれば一度くらいは“What the bloody hell!”と言ってみたいものです。
ただでさえ下手な英語です、自然に出てこないのであればスラングなど使うべきではないのでしょうが、やっぱりどうしてもみんなが使っている日常用語に憧れてしまいます。

「今週はマジでほんと最悪だわ」を自然体で言う表現

ある日、オンラインのイギリス人英語教師にこう言われました。
「語彙や表現力を増やすために、今から私が言う簡単なフレーズを言い換えてみなさい」

フレーズの言い換え。これは相手が何を言っているか理解したうえで、それを違う単語を使って言い換える、かなりタフでためになるレッスンです。

「ではいくわよ」と講師が出題したのが、このセリフ。

I’m very angry.

確かにとてもシンプルな表現です。そしてだからこそ、替えとなるフレーズが出てきません。語彙力のない私が悩んだ果てに言ったのは“I’m upset”と“I’m mad”でした。

「意味は間違えていないけど、まだまだ幼稚ね。こんなのはどう?」と教師が教えてくれた表現がこれでした。

I’m bloody furious.

bloodyはhellをつけずともその一語で、強調としてよく使われています。そしてそれは「血みどろ」から連想されるように、ネガティブな意味での強調です。またfuriousは、ケンブリッジ英英辞典では“extremely angry”と説明されているように、「すごく怒っている」「激しい怒り」を示す形容詞です。

「激しい怒り」に「血みどろ」のbloodyがついていることで、なんだか『キル・ビル』の日本刀を振りかざしたユマ・サーマンの形相が連想されました。とんでもなく怒っています。“very angry”よりも遥かに豊かな表現で、もうちょっと英語のレベルが上がったら、今度は表現力を磨く必要があるなぁと実感したレッスンでした。

ちなみにレッスン後、bloodyの使い方を調べていたら、とても使いやすいフレーズを見つけました。

I’ve had a bloody awful week.
(今週はマジでほんと最悪だわ)

仕事でトラブル続きの週半ば、水曜日の夜、飲み屋で同僚と愚痴っているようなシュチュエーションでしょうか。なんなら毎週、こんなこと言っている気がします。背伸びした表現よりも、日本語で言い慣れたこのフレーズから、英語で言えるようになりたいと思います。

Illustration=Norio

TEXT=MOMOKO YASUI

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