ザ・コンランショップが、世界初となる“ローカル編集の店”として「ザ・コンランショップ 代官山店」をオープン。代官山の新たなデスティネーションとして注目を集める。
“お店上手”の精神を新たな形で提案
現在では世界的にスタンダードな形態となった「ライフスタイルショップ」のパイオニアが、テレンス・コンラン氏が1973年にロンドンで創業した「ザ・コンランショップ」だ。
家具は家具店、テーブルウェアは食器店で買うのが当たり前だった時代に、家具・食器・リネンから花や本といった生活にまつわるモノが同じフロアに並ぶショッピング空間を提案。1994年には東京・新宿に日本1号店をオープンさせ、「見せる収納」「ホームオフィス」など、今やお馴染みとなったインテリアの楽しみ方をいち早く紹介し、訪れた人すべてに買い物のワクワク感を提供する“お店上手”なショップとして、日本人のライフスタイルをも変えてきた。
そんなザ・コンランショップが、50年目の節目を迎えるにあたっての新たな一歩としてオープンさせたのが「ザ・コンランショップ 代官山店」である。
ギャラリースペースや日本産の茶葉とアジアの茶文化を楽しむTEA BARも併設
「ザ・コンランショップ 代官山店」は、アジアに焦点を絞り、ユニークなバックグラウンドやクラフトマンシップを持つデザイナー、企業などが生み出す商品を、自由な視点で密度濃く紹介。そのどれもが、スタッフが作り手に会って話を聞き、直接選んで買いつけてきたものばかりだという。
常設を中心とした1階では、「包む」「もてなす」「贈る」「しつらえる」というようなテーマごとに、家具や小物、キッチンツール、衣類などが並ぶ。地階のギャラリーでは、雑誌や番組の“特集”のような位置づけで、出会った職人や作家、デザイナーに焦点を当てる。同じく地階にある「聴景居(ちょうけいきょ)」と名付けられたTea Barは、日本茶専門店「櫻井焙茶研究所」の櫻井真也氏による監修のもと、煎茶や抹茶はもちろん、紅茶や白茶、ウーロン茶や黒茶などの発酵茶まで、すべて日本産の茶葉を提供。焙じ茶をトルコ風のチャイにしたり中国茶器を使ったり、淹れ方や飲み方でアジアを表現する。
ザ・コンランショップ初となる“ローカルで自主編集するショップ”として、同店から発信されるアジアの魅力とはいかなるものか。インテリア好きならキャッチアップしておきたい。
ザ・コンランショップ 代官山店
住所:東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟1F・B1F
営業時間:ザ・コンランショップ 代官山店/11:00〜18:00(土曜〜19:00)、聴景居/12:00〜L.O. 22:00(日祝〜L.O. 18:00)
定休日:ザ・コンランショップ 代官山店/水曜、聴景居/不定休