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2024.09.16

サウナブームの進化系。ととのえ親方も感激した、こだわりの“個宅サウナ”3選

大人になって何かにハマったり、何かを習うことは、刺激的で日常を鮮やかに彩るもの。もしかしたら生き方がガラッと変わるかもしれない! これから始めたい趣味、嗜みを、その道のプロから最上&最新の品とともに教わる。今回は「サウナ」を学ぶ。 【特集 人生を変える最強レッスン】

個宅サウナ3選

人を招くための多彩な個宅サウナが面白い

ブームから当たり前のカルチャーとして定着したサウナ。今、外で楽しむだけではなく、自宅や別荘に自分だけのサウナをつくる人が増えているという。この新たな流れをあと押しするのが、ととのえ親方ことプロサウナーの松尾大氏。サウナにまつわるさまざまな活動のひとつとして、個人宅や別荘のサウナ、通称“個宅サウナ”のプロデュースも手がけている。

松尾氏は個宅サウナの魅力について、コミュニケーションツールとして強いと話す。

「誰かの自宅や別荘に遊びに行った時に、バーベキューだけするのか、一緒にサウナに入って水風呂に浸かってからバーベキューをするのかでは、親密になる速度がまったく違います。サウナのあとの乾杯は、ともにトライアスロンのレースに出場してゴールしたあとくらいの一体感を味わえるんです」

また、サウナはお風呂とは似て非なるものだ。

「誰かの自宅や別荘に集まった時に、みんなでお風呂に入りましょう、とはならないじゃないですか。でもサウナであれば、同性同士のみならず、男女関係なくみんなで入ることもできます。このような楽しみ方はお風呂では味わえないと思うし、そこが僕がサウナを好きなところでもありますね」

だからこそ、今、サウナにハマった人たちが、自宅や別荘に自分が理想とするサウナを続々とつくっている。絶景を望むロケーションやクールなデザインなど多彩。当然サウナだって本格的だ。

「ロウリュウができるのは当たり前で、オリジナルのバスタオルやスリッパを揃えて、人気のサウナ施設やホテルのような演出をしている人もいますし、皆さん、いろいろとこだわっていて面白いです」

自宅や別荘にこだわりのサウナをつくって、仲間と楽しむ。そんな時代が到来しつつある。

1.S邸 @野尻湖

野尻湖の目の前に建てられたサウナ棟。水風呂代わりに湖にダイレクトに飛びこめるのが特徴だ。さらには深さ130cmほどの井戸を掘削し、そこからキンキンに冷たい水がかけ流しで流れ出ているのもポイント。

2.S邸 @ニセコ

フィンランドの大学を卒業後、40年以上同国と仕事をしている人の個宅サウナ。フィンランドのログハウスでつくられている正統派のサウナで、室内は電気ストーブ、外のサウナ小屋には薪ストーブが使われている。

3.N邸 @湯河原

湯河原の川沿いの釣り堀ごと購入し、その釣り堀を水風呂に改装したユニークな個宅サウナ。釣り堀の水は川から汲み入れられていて、川に入ることもできる。自然と一体化できるスケールの大きなサウナだ。

ととのえ親方(松尾大)
指南してくれる人 ▶︎ ととのえ親方(松尾大)
全国のサウナ施設のプロデュースを手がけるプロサウナー。サウナ師匠(秋山大輔氏)とともにサウナー専門ブランド、TTNEを設立。サウナ機器世界No.1シェアを誇るHarviaの世界初のグローバルアンバサダーなど多岐に活躍中。

【特集 人生を変える最強レッスン】

この記事はGOETHE 2024年10月号「総力特集:人生を変える最強レッスン」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら

TEXT=石川博也

PHOTOGRAPH=松尾大

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