MAGAZINE &
SALON MEMBERMAGAZINE &
SALON MEMBER
仕事が楽しければ
人生も愉しい

GOLF

2023.11.11

ダフったり、トップしたり…、アプローチでミスらないための手首ドリルとは

今回はアプローチドリルについて。連載【吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン】

すくいあげてもボールは上がらない

プロゴルファーがいとも簡単にアプローチショットでボールをピンに寄せる姿を見て、「自分もあんなボールを打てたらなぁ」と思ったことがあるだろう。

プロのようにアプローチショットを寄せようとしても、ボールの手前を叩いたり、トップしてしまったり、理想と現実のギャップにガッカリしまう人も多い。

このようなミスをしてしまう人は、ボールをすくい上げようとして手首を使いすぎる傾向がある。

クラブフェースにボールを乗せようとして、右手首を手のひら側に折ってしまうと、クラブの刃の部分が前に出る。そのため、ボールの手前をたたいたり、刃がボールに直接当たってトップしてしまうのだ。

クラブにはロフトがあるので、すくい上げようとしなくても、ロフトなりに打てばボールは上がる。

ところが、本能的に地面にあるボールをすくい上げたくなり、器用な手先を使って打とうとしてミスを引き起こしてしまう。

右手首を押さえた素振りで感覚を身に付ける

すくい打ちのミスが起きないようにするために、アプローチショットでは手首の角度を変えずに振ることが大切になる。

今回は右手首を使い過ぎている人に有効な、手首の角度をキープするための右手の片手打ちドリルを紹介しよう。

まず、右手だけでクラブを握ってアドレスし、右手首を左手でつかんで、構えたときの角度を変えないようにする。右手首のおさえ方は、上からおさえてもいいし、下からつかんでもいいので、自分のやりやすい方法で問題ない。

振り幅は腰の高さくらいまでとし、体の回転を主体として腕を振らないようにスイングをする。せっかく手首の角度をキープしても、腕を必要以上に動かしてしまうと手打ちになってしまうので気を付けたい。

右手首の角度をキープしてクラブを振ると、フォロースルーでヘッドは手元よりも外側に位置する。手首を使ってすくい上げようとすると、ヘッドは内側に引き込まれて手元よりも内側になるので、毎回フォロースルーのクラブヘッドの位置を確認してみてほしい。

最初は素振りで行い、慣れてきたら実際にボールを打ってみてほしい。ボールを打つ際は、15ヤードから20ヤードほどボールを飛ばすようにして練習を繰り返してほしい。

手首の角度をキープして体の回転でアプローチショットを打つことで、ボールをフェースに乗せることができる。このようなアプローチができるようになると、ボールにスピンがかかり、距離感も合ってくるはずだ。手首を使わずにクラブを振る感覚をマスターして、アプローチの精度を高めてほしい。

動画解説はコチラ

■連載【吉田洋一郎の最新ゴルフレッスン】とは
世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子によるゴルフレッスン。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

↑TOPページへ戻る

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2024年6月号

ボルテージが上がる! 魂のハワイ

2024年6月号表紙

最新号を見る

定期購読はこちら

MAGAZINE 最新号

2024年6月号

ボルテージが上がる! 魂のハワイ

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ6月号』が4月25日に発売となる。今回のテーマは、安息と刺激が共存するハワイ。オアフ島に加え、ハワイ島、ラナイ島と3島にわたるアイランド・ホッピングを総力特集! 知る人ぞ知る、超プライベートリゾートから、新しくオープン&リニューアルしたホテル情報、最旬グルメ、死ぬまでに一度はみたい絶景、最新ゴルフ場事情など、今知りたいハワイを完全網羅する。 表紙は、ソロアーティストとして新たな道を突き進む、三宅健と北山宏光のふたりが登場。

最新号を購入する

電子版も発売中!

定期購読はこちら

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる