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GOLF

2021.04.09

脱スライス! シャローイングを身につける3つのドリル

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム137回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

シャローイングは感覚を身につけることからスタート

最近、ゴルフメディアなどで注目を集めている「シャローイング」をスイングに取り入れたいと考えているアマチュアも多いだろう。シャローイングを行うことによって、ゴルファーには様々なメリットがある。特にアウトサイドイン軌道のスライサーはシャローなダウンスイングになることでスライスを解消することができるし、クラブにパッシブトルクという力が働くことでクラブフェースが閉じやすくなり力強いドローボールが打てるようになる。

しかし、このシャローイングで勘違えないでほしいのは、クラブを寝かせるといっても手首をこねたり、肘を体に引きつけたりといった小手先で行うものではない。また、地面と平行になるくらいまで不自然にクラブを寝かせるものでもない。切り返しの動作の中で自然にシャローイングを行うのが理想だ。

だが、これまでダウンスイングで「シャフトは立てる」と教わってきた人にとっては、シャローイングの感覚やイメージをつかむのが難しいかもしれない。そこで、今回はシャローイングの感覚を身に付けるためのドリルを紹介したい。それほど難しいドリルではないので、トライしてみてほしい。

練習ドリルでシャローイングの動きを感じる

最初に、壁を使ってシャローイングを体感するドリルを紹介したい。壁から50センチほど離れた場所でクラブを持ってトップの形をつくり、そこからヘッドが壁に当たるようにクラブを下ろしていく。ヘッドが壁に触れるポジションまでクラブを下すと、かなりシャフトが寝ている状態になり、シャローイングの状態になっているか確認することができる。この練習の目的は、クラブが自分の背中側に下りてくることを体感することだ。実際のスイングでは、壁にクラブが当たるほどシャローに下ろさなくてもいいが、感覚をつかむために極端に行ってみてほしい。特にカットスライサーは体の前面に意識が向きがちなので、背面にクラブが下りる感覚に慣れる必要がある。この動きを繰り返し、どのように手や体を動かせば壁にクラブが当たるかを工夫しながら、シャローイングのダウンスイングの軌道やシャフトの傾きを確認してみてほしい。

次に「Aスイング」でシャローイングを行う練習だ。Aスイングとは、名コーチ、デビッド・レッドベターが提唱した理論で、バックスイングではクラブのシャフトを背骨と平行になるように極端にアップライトに上げ、切り返しからはシャフトが背骨と直角となるように倒してインサイドからシャローな軌道でダウンスイングするのが特徴だ。バックスイングで右腕を目いっぱい内旋させるので、ダウンスイングでは逆に右腕を外旋させてクラブをインサイドからシャローな軌道で下ろす必要がある。強制的にシャローイングの動きになるAスイングを行うことで、切り返しからクラブがインサイドからシャローに下りる感覚をつかむことができる。クラブを上げる軌道と、下ろす軌道が異なることを感じながらシャローイング動作を行ってほしい。

3つめのドリルは、下半身を使ってシャローイングを行う練習だ。トップで静止した状態から、切り返しのきっかけとなる下半身の動きとクラブの動きを連動させてシャローイングを行う。この時の下半身の動きは、最初に左足を踏み込み、スクワットをするようにお尻を後ろに出しながら沈み込む動作を行う。この動作を行ってみると、下半身の動きに連動してクラブが落下し、シャローに下りてくるのが分かるはずだ。クラブを意識的に寝かせるのではなく、クラブが下半身の動きによって自然に寝た状態で下りるのが理想的なシャローイングだ。この時、手首や腕の力を抜いてクラブの重みを感じながら行ってほしい。この動きを何度か繰り返し、下半身の動きに連動してシャローイングを行うイメージをつかんだら、素振りを行ってスイング動作の中にシャローイングを馴染ませていきたい。

これら3つのドリルを通じてシャローイングの動きを感じるところから始めてみてほしい。手や腕の無駄な力を抜き、体の動きと連動させることができれば、スイングの流れの中でシャローイングができるようになる。特にスライスに悩んでいる人にとっては、大きなメリットがあるのでスイングに取り入れてみてほしい。

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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