ときに“見た目”は、言葉以上に人を語るもの。エグゼクティブたる者、その事実を理解し、装いを戦略的に活かすべきだ。そこで、経営者からの支持も厚いショップバイヤーに、「出張/ゴルフ/同窓会」という3つのシーンでコーディネイトを提案してもらった。“信頼感”と“遊び心”を兼ね備えた、一目置かれる実践的な秋の装いをお届けする。今回は、エストネーションのバイヤーが薦める出張スタイル編。【バイヤーの推し服】

出張で差をつける、快適かつきちんと見える装い
「僕自身、海外への買い付けなど出張が多いのですが、出張時の装いは、あたたかい気候や温かい機内でも疲れにくく快適でありながら、きちんと見えることが重要だと感じます」
ビジネスリーダーともなれば常に見られる立場であり、いつどこで誰に見られるかわからない。ゆえに移動中でもラフな格好は避けるべき。
「トップスには半袖ニットポロを選びました。暖かい海外や機内ラウンジでも快適に過ごせ、温度調整もしやすい。無地なのでビジネスシーンでも活躍しますが、イントレチャート柄の編み地になっており、一枚で着てもさまになるのもポイントです」
さらにトップスとスニーカーの色調を揃えるなど、色数を抑えて控えめに見せることも、出張時の装いでは大切な要素だ。
【バイヤーの推しアイテム】ピーティー トリノのスラックス“ミュンヘン”
出張時のイチオシであるパンツは、パンツ専業ブランドとして安定の支持を得るピーティー トリノに完全別注したモデル。
「昨シーズンまで別注していた“ニューベルリン”をノープリーツにし、ポケットにレザーの引き手をプラス。エラスティックウエストで快適です」
◆推薦バイヤー
入井奏流/Souru Irii
エストネーション アシスタントバイヤー。1999年北海道生まれ。2021年に入社後、二子玉川店や有楽町店でセールスを経験。183cmの高身長を活かした、ドレススタイルベースの上品な装いを得意とする。



