FASHION

2024.02.18

動く度にダイヤモンドが煌めく、パリ発「メシカ」のジュエリー

連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」。第22回目は、ジュエリーを有機的な視点で捉えるメシカ。

メシカのジュエリー

ダイヤモンドの輝きを、よりドラマチックに

ジュエリーに使用される素材のプラチナやゴールド、そしてダイヤモンドなどは無機物である。しかし、2005年にフランス・パリで誕生したメシカは、まるでジュエリーに息吹を宿したかのよう。

ブランドの基幹コレクションである「ムーヴ」は、オーバルフレームの中でダイヤモンドがスライドする。つまり、指や腕、身体の向きによってその輝き方が変化するのだ。人の動きと連動して煌めきながらダイヤモンドが動く姿は、非常に愛らしい。

ジュエリーは単なる物質ではなく、つける人によってさまざまに表情を変え、無限の魅力を放つ。その姿は決して無機的ではなく、ゆえにいつまでも身につける人を魅了し続けてくれるのだ。

メシカのイヤリング、ネックレス、ブレスレット
イヤリング¥198,000、ネックレス上¥924,000、ネックレス下¥3,212,000、ブレスレット¥1,771,000(すべてメシカ/メシカジャパン TEL:03-5946-8299)、ジャケット¥90,200、シャツ¥49,500(ともにウジョー/エム TEL:03-6721-0406)

人との一体化でジュエリーはさらに魅力を増す

耳に沿い、もはや同化しているようにも見えるイヤーカフには、オーバル、エメラルド、ペア、プリンセスと、4つのダイヤモンドにそれぞれ異なるカッティングが施される。その存在感は、規則性ある型におさまる必要などないと教えてくれる。

さらに耳たぶにブリリアントカットを施したジュエリークリップを追加することで、5つ目の新たな輝きを放つ。また、薬指につけたオーバルフレームを連結した「ムーヴ リンク」は、揺れ動くダイヤモンドの数が増えたことで、さらに表情を増してくれる。

ジュエリーは、それ自体を身につけてこそ完成される。そんなフィロソフィーに基づいているからこそ、メシカのジュエリーは有機的なのだ。

メシカのイヤーカフ、リング
イヤーカフ¥1,078,000、リング薬指¥528,000、リング小指上¥638,000、リング小指下¥638,000(すべてメシカ/メシカジャパン TEL:03-5946-8299)、[洋服は上と同じ]

■連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」とは……
時にファッションとして、時にシンボルとして、またはアートに……。ジュエリーを身につける理由は、実にさまざまだ。だが、そのどれもがアイデンティティの表明であり、身につけた日々は、つまり人生の足跡。そんな価値あるジュエリーを紹介する。

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TEXT=安岡将文

PHOTOGRAPH=秦淳司

STYLING=櫻井賢之

HAIR&MAKE-UP=MAKOTO(juice)

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