最上級のモノには、人の心を動かす力がある。そして一度動いた心の軌跡は末長く残る。そんな強印象で経営者をも感動させる、極上のギフトをご覧あれ。今回は、オリエンタルなアイテムを紹介。【特集 最上級ギフト2023】
グッチ/伝統的なアイテムをスタイリッシュにモダナイズ
欧米の経営者が喜ぶオリエンタルなギフト。とはいえ、観光地の土産物感覚では失笑されるだけゆえ、最上のひと品を吟味するのが鉄則である。
複数の細い骨に紙や布などを貼った折りたたみ式の扇子は、日本や中国、高麗など発祥地は諸説あるが、1000年以上前から存在。ギフトとしても人気がある。
グッチの「ハーバリウム プリント ファン」は、ヴィンテージファブリックからインスピレーションを得たアイコニックなパターン「ハーバリウム」をシルクサテンにプリント。
さらに非動物性のサステナブルな素材であり、再生も可能なバイオベース原料を中心に用いたマテリアル「デメトラ」に、同柄をプリントしたケースつきだ。
マルナオ/日本の職人技を感じられる、抜群の使い心地と美しさ
食のグローバル化により、近年は海外でも使いこなす人が増えた箸。日本のギフトとしても定番だが、だからこそ大切な人への贈り物には最上級品を吟味したい。
1939年に新潟県三条市にて大工道具生産の工房として創業し、木材の精密加工技術を活かして近年、高級箸の生産を開始したマルナオ。
なかでもインド産の黒檀(こくたん)「インド真黒(まぐろ)」を用いた箸は、手元の十六角形から先端は八角形になる高精度な加工と抜群のバランスで重さを感じさせない。漆黒に映える螺鈿(らでん)細工も美しい。