連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」。今回は、ファインジュエリーという新たな境地で美の未来を表現する「プラダ」。
プラダ初のファインジュエリーコレクション「エターナル ゴールド」
2022年に発表された、プラダ初となるファインジュエリーコレクション「エターナル ゴールド」はブランドの象徴であるトライアングルを基調とした普遍性を感じさせる仕上がり。リングはイエローゴールドにロゴの刻印したものと、ダイヤモンドをふんだんにパヴェセッティングしたものの2種類が揃う。
写真のように反転させ重ねづけをするのも面白い。バングルは同じくイエローゴールドにセラミックをあしらい、トライアングルを幾何学的に表現した。
プラダを通して知る、ジュエリーのこれから
プラダといえばリサイクル素材「Re-Nylon」に定評がある。思えばサスティナブルな取り組みをいち早く行ったのもプラダだった。その姿勢は、ファインジュエリーコレクション「エターナル ゴールド」においても同様だ。
使用されるゴールドは、すべてRJC(責任あるジュエリー協議会)が定める「Chain of Custody」基準に適合する100%リサイクル認証ゴールドとなる。また、生産と流通における透明性、つまりトレーサビリティはダイヤモンドにおいても追求されている。
アイコニックにしてシンプルなデザインは、時代を問わず長く愛用できる点において、ある種のサスティナブルといっても過言ではないのだ。プラダのファインジュエリーを通して、現代のラグジュアリーとは何かを知る。
■連載「I Don’t WEAR Jewelry. I WEAR Art」とは……
時にファッションとして、時にシンボルとして、またはアートに……。ジュエリーを身につける理由は、実にさまざまだ。だが、そのどれもがアイデンティティの表明であり、身につけた日々は、つまり人生の足跡。そんな価値あるジュエリーを紹介する。