スイスの超高級腕時計ブランド、リシャール・ミルが、オートバイメーカーのブラフ・シューペリアとコラボし、サーキットに特化したモーターバイクを発表した。

リシャール・ミルのDNAを組み込んだバイク
革新的な素材や技術を積極的に取り入れ、大胆なタイムピースを生みだし続けるリシャール・ミルが、オートバイメーカーのブラフ・シューペリアとコラボした特別なバイク「RMB01」を発表した。
1919年にイギリスで設立されたブラフ・シューペリアが製造するバイクは、その高い性能と高品質な仕上がりから「オートバイのロールス・ロイス」とも形容される。
今回のコラボにあたって、リシャール・ミル氏とブラフ・シューペリアCEOのティエリー・アンリエット氏は約18ヵ月間にもわたる共同作業と12回に渡る試作を行ったという。
デザインは1910年代のアメリカで登場した史上初のレーシングバイク「ボードトラッカー」から着想。
細長いガソリンタンク、ミニマルなシート、剥き出しのエンジンなどのシンプルなデザインを現代的にアレンジし、力強いラインを強調することで疾走するヒョウのようにダイナミックなシルエットのマシンが誕生した。
アルミニウム合金・チタン・カーボンなどの革新的な素材、時計ムーブメントの歯車列由来の分割リム、トゥールビヨンキャリバーのデザインを反映したケーシングなど、リシャール・ミルのタイムピースが誇る前衛的な要素がバイクの随所に組みこまれているのが大きな特徴。エンジンはピークパワーよりも、幅広い使用範囲と高い柔軟性を重視して設計されている。
また、バイク全体に多数の開口部を配し、ダウンフォースと安定性のために空力を利用するエアロパーツを搭載したおかげで、サーキットで存分に性能を発揮することができるという。
本モデルは150台の限定生産。カラーは、「Noctural Sapphire(ミッドナイトブルー×ブルーのディテール)」「Selene(マットグレー×オレンジのディテール)」「Pearl of Speed(パールホワイト×レッドのディテール)」の3つのバージョンで、2025年末より発売開始の予定となっている。
リシャール・ミルのタイムピースに対する前衛的なビジョンと、ブラフ・シューペリアが誇る最先端のオートバイ工学。その両者が見事に融合した究極のマシンといえるだろう。
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リシャールミルジャパン TEL:03-5511-1555